D.Gray-man   人物名鑑

 

 

 

アーシア・ツベエト #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

アイス #19〜

 イノセンス奪取のためベルリーニに派遣された、レベル2のアクマ。炎よりも熱い「アイスファイア」を吐く能力を持ち、生物を焼き腐らせてしまう。また、周囲の空間を−100℃という極低温にする効果もある。

アヴァ・ブラウン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

アウグスト・ドルノ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

癒闇蛇 #196〜

 ズゥ老師が体内に飼っている、チャン家の人間が代々受け継がざるを得なかった魔導ゴーレム。人から人へと取り憑き、生命の理を乱す忌み忌みし魔術といわれる。術者の生気を吸って他者の傷を治す能力を有するが、術者の最期の命を分けられた者を次の術者と定める性質を持つ。なおこれに憑かれた者は、例外なく不遇な死を遂げているらしい。

アドルフ・エンデ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

アニタ #46〜

 天晋楼の主人で、中国出身の黒の教団協力者(サポーター)。10月23日生まれ、天秤座のAB型。趣味は恋愛。好きなものはクロス、嫌いなものは卑劣な人間。クロスに一目惚れした母の代から、陰ながら教団に協力していたらしい(母はアクマに殺された)。8日前にクロスの要請を受けて日本行きの船を用意したが、その船が撃沈され生存者もいないとの報せを受け、ひどくショックを受けていた。しかしクロスを追いかけるべく現れたアレンたちの言葉で希望を持ち直し、信頼厚い部下たちと共に進んで協力する。探索部隊(ファインダー)並みの装備は持っており、結界装置(タリズマン)なども使いこなす事が出来る。

隠されたもの(アポクリフォス) #203〜

 ハートを護る為だけに存在する、自立型のイノセンス。趣味は懐中時計収集、面白い言葉収集。好きなものはハートの御方の声。嫌いなものは食事、ティムキャンピー、ハートの御方を脅かすもの。ハートの適合者の意を受け、ベジタリアンの枢機卿として教団に潜入。アレンと一つになる事で、より強力にネアを抑え込もうとする。またネアを蘇らせるべくアレンを犠牲にしようとしたらしいクロス元帥を、アレンを守るために殺害した模様。その際にコーネリアの木片を奪い、飲み込んだものと思われる。人の記憶を一時的に操作して、意のままに動かす事が出来る。また過去にマナが在籍するガーベイサーカス団に目を付け、適合者であるアレンを怒らせてマナになっている千年伯爵を破壊しようとしたが、この時は失敗している。

アポリーヌ・ルソー #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

アメデオ・キア #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

アリス・エイルマン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

アルヴァ・セーデルルンド #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

アルマ=カルマ #187〜

 魔導式ボディ生成工場の欠片(卵殻)と融合し、第三使徒たちに細胞を分け与えた第一母胎。12月20日生まれ、射手座のB型(教団作成の偽造データ、実際はどの型とも不一致)。両利き。趣味は調査、お喋り。好きなものはマヨネーズ、胎中室の仲間。嫌いなものは独りぼっち。起床直後の日課は、神田と仲間達に朝の挨拶をする事。リンクが持ち帰った卵殻をレニーが研究しそれを埋め込まれた事で、かつてタブーとして封印された人造使徒計画が明確な形を持って復活、人体生成により人間を半アクマ化させる事に成功したという。実は神田と同じ第二エクソシストの一人で、神田を越える驚異の再生能力を有するが、現在は昏睡状態のまま実験に使われている状態。かつて神田が処分されそうになった事がきっかけで暴走、エドガーやサーリンズを含む職員46名を惨殺したのち、神田の手でバラバラに斬り刻まれた。本来はそのまま処分されるはずだったが、ルベリエの策略により密かに蘇生・延命されていた模様。本来は明朗且つポジティブな性格で感情表現も豊かだが、それ故に些細な事も大袈裟に受け止めてしまう弱さもあった。なお、彼の前世こそ神田が探し続けている女性本人である。

アレイスター・クロウリーT世 #34〜

 クロス元帥の友人で、初代クロウリー男爵。大変奇天烈な人だったといい、城にある全てのものは彼のコレクションだという。特に奇声を発し城を訪れる客人を襲う大量の古代植物を、彼は「レアモノ」と称して重宝していたらしい。この植物達(食人花)こそ、男爵家が吸血鬼だという噂の元凶となった。ちなみに料理の腕はプロ級で、クロス元帥も絶賛していたほど。

アレイスター・クロウリーV世 #31〜

 クロス元帥(後にソカロ元帥)の部隊に配属となる、ルーマニア出身のエクソシスト。イノセンスは牙(仮)。12月1日生まれ、射手座のAB型(アクマの血と混ざり特定し辛くなってきている)。趣味はウィンドウショッピング、園芸、歯磨き。好きなものはエリアーデ(血液含む)、シュークリーム、祖父譲りの前髪。嫌いなものは寄生型エクソシストの血、オバケ。好きな言葉は「友達の友達は友達だ」。起床直後の日課は、歯磨き後に教団敷地内の花壇に水をやる事。クロウリー城に住んでいた男爵家の末裔で、祖父や容姿のせいで幼い頃から長い間吸血鬼として恐れられていた。そのため友達なども一人もおらず、祖父の言いつけを守りながらひっそりと暮らしていたらしい。ところがある時、クロスが訪ねてきてロザンヌを置いていった。そのロザンヌに咬まれた事で、宿っていたイノセンスに適合者として寄生されてしまい、歯が全て抜け代わりに牙が生えてきたのである。以来無意識の内にアクマを狙って襲うようになり、それが分からない村人達は彼を吸血鬼として露骨に嫌悪するようになってしまった。そんなある日自分を殺しに来たエリアーデに襲いかかったが、何故か一目惚れしてしまう。アクマを狩りたいというイノセンスの衝動を何とか抑え込み、エリアーデと共に城で暮らし始めた。そのまま幾ばくかの時を過ごしたが、村人の依頼でアレンたちが乗り込んできて全ての真実を知る。アクマとして本性を表したエリアーデを破壊し、愛するエリアーデを殺した事を正当化するために、エクソシストとして生きていく決心をする。しかしいつしか仲間を大切に思う心が芽生え、仲間を守る事が戦いの目的となっていく。普段は大人しくて気の弱い性格だが、イノセンスを発動して戦闘モードに入る(もしくはアクマの血を飲む)と非常に強気で好戦的な性格に早変わりする。現エクソシストの中で最も綺麗な字を書けるほか、ピアノやバイオリンなどの楽器が得意で歌も上手。また祖父ほどではないが、料理の腕もかなりのものでクロス元帥も褒めていた。

アレスティーナ=ドロエ=ギョナサン=P=ルーボーソン=ギア=アマデウス5号 #5〜

 黒の教団本部の門に張り付いている、特殊な門番ゴーレム(5代目)。造られたのは65年前。全高29m、体重6t。趣味は人間観察。好きなものは可愛い女の子、嫌いなものは呪われた人間(アレンなど)。両目からレントゲン検査を行うX線を発し、人間とアクマを判別する事が出来る。アレンに触られた場所に蕁麻疹が発生したため、未だに根に持って恨み続けている。なお本部が移転した際には役目を終えて解体され、残骸の一部はモニュメントとして科学班ルームに飾られている。

アレン #232〜

 マナが一時世話になったサーカス団にいた、飼い主が病気で亡くなった犬。マナはネアを探し求める自分と重ね合わせ、引き取って可愛がっていた。ガーベイサーカス団滞在時には赤腕にも懐いて良好な関係を築くも、雪の降るクリスマスの夜にコジモに殺されて死亡。コジモがマナへの嫌がらせを画策し、毒餌を喰わせようとして腕を噛まれ逆恨みしていた事が原因だった。だがこの事がきっかけでマナは赤腕と話すようになり、親しくなっていく。

アレン・ウォーカー #1〜

 クロス元帥の弟子で、英国出身のエクソシスト。イノセンスは「神ノ道化(クラウン・クラウン)」。誕生日不明(犬の名を継いでアレンと名乗り、マナと旅立った日は12月25日)、O型。趣味は食事、お金を増やして数える事、ティム磨き、アクロバット。好きなものは食べ物(中でもみたらし団子のような甘味)、ティムキャンピー、ポーカー、マナ。嫌いなものはお酒、師匠の借金、お金のありがたみを知らない人。好きな言葉は「運を待つは死を待つに等し」、好みのタイプは料理の上手な人。好きな色は白、黒、金色。起床直後の日課は所持金を数える事。アルコールを摂取すると恐ろしい(?)事が起こるらしい。奇怪な腕を持って生まれてきたために親から捨てられ、エディンストンに来ていたガーベイサーカス団で雑用をしていた(当時は名が無く赤腕と呼ばれていた)が、そこで一時的に雇われたマナと出会う。当初は拒絶していたものの、マナが可愛がっていた犬(アレン)の死がきっかけでよく話すようになり、後にマナの養子となって旅に出る(この時7歳ほど)。両利きで器用だったためか、様々な軽業や大道芸を仕込まれ、ピエロを演じて生計を立てていたという。しかし3年後にマナが死に、養父を失って絶望していたところに千年伯爵が現れ、マナを甦らせてやるといわれる。彼は悲しみのあまりそれを承諾したが、そのせいでマナはアクマとなってしまった。左目を傷つけられ殺されそうになるが、「神の道化」の突然の発動によりアクマは破壊され一命を取り留める。そこへクロスが現れアクマについて教わった事で、クロスの下でエクソシストになる事を決める。初めはマナへの償いだけだったが、アクマの内臓魂たちの涙が大切な人への愛情によるものだと分かり、生きるためにアクマを破壊・救済していく事を心に誓った。クロスと長い事一緒にいたせいか金銭関係にはかなりシビアで、ジャンケンは弱いが賭け事などのイカサマはお手の物。クロスに押し付けられた多額の借金を少しでも減らすべく、教団でも食堂でアルバイトなどして小銭を稼いでいる。極度の方向音痴で迷いやすく、字が汚くて絵心がまるで無いという弱点(?)もある。常に他人に配慮し誰からも好かれる優しめの性格だが、神田とは初任務の相性が最悪だったためか、会う度に喧嘩腰になる。気に入らない事には真っ向から反発し決して意見を曲げない、非常にガンコな一面も。また生い立ちのせいか人の死には敏感であり、仲間が危機に晒されると自身を犠牲にしてでも助けようとする。傷付いた左目は視力こそ失わなかったが、アクマの呪いによって異変を起こし、アクマに内蔵された魂が見えるようになった(その際は血のような真紅色になる)。よって彼は、人間とアクマを明確に区別する事が出来る。後にロードの手で潰され治った後は、アクマに囚われた魂を現実に写し出せるようになった(尤もこれは一時的なものだったらしく、以後は誰にも見えていない)ほか、半径300mほどの範囲に存在するアクマを探知する事も可能となる。ただ特異な能力を得た代償なのか、能力を得た時から彼は年齢に合わない白髪となった(元は茶髪)。この妙に目立つ白髪を密かに気にしており、なるべく隠そうとする傾向がある(染めてもすぐに戻ってしまうらしい)。ティムキャンピーと一組で「奏者」の資格を持ち、ピアノを弾くための旋律が脳内に秘されているため、方舟を自在に操る事が出来る。ただしそれはネアの記憶が移植されているためであり、彼はネアが現世に復活するための宿主に過ぎない。

アンドリュー・ナンセン #135〜

 黒の教団に所属する、オーストラリア出身のオセアニア区支部長。3月3日生まれ、魚座のB型。趣味は乗馬。好きなものは薔薇、嫌いなものは美しくないもの。きっちり七三分けした髪が特徴的で、少しナルシスト的な雰囲気を持つ。本部で行われる諮問会に向かう途中、ルル=ベルに殺されて姿を盗まれた。

イーズ #41〜

 ティキたちと行動を共にする、ポルトガル出身の孤児。趣味はティキからのお土産集め。好きなものはティキ、モモ、クラック。嫌いなものは寒いところ。鉱山労働者としてティキたちと共に各地を渡り歩いている。ティキから貰ったイエーガー元帥の銀の名前入りペンダントを、とても大事にしているらしい。寡黙ではあるが、とても礼儀正しく優しい性格。

イームズ #220〜

 黒の教団に所属している、探索部隊(ファインダー)の一人。ダニーと共にネアとなっているアレンを発見・捕縛しようとするが、傍にいた千年伯爵に襲われ魂を喰われてしまう。

インドラ・ダルストロム #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ヴィルジニー・フラガ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ウィンターズ・ソカロ #29〜

 黒の教団に所属するエクソシスト元帥で、メキシコ出身の元死刑囚。イノセンスは「神狂い(マドネス)」。3月18日生まれ、魚座のB型。趣味は殺し合い、筋トレ、睡眠。好きなものは殺していいもの、殺気、命のやり取り、動物。嫌いなものは規則、目覚まし時計。筋骨逞しいかなりの大男で、死ぬまでアクマを破壊することを条件に無罪放免となった経緯がある。戦いを心から楽しみ、アクマの血の雨を気持ちよく感じる戦闘狂で、より残忍な手法でアクマ退治を実践していく。普段仮面を被っているのは、その暴走しがちな性癖を抑えるためと思われる(ただし、別に戦闘中正気を失うわけではない)。弟子たちの死を単なる負け犬と突っぱね、全く意に介さない非情さを持つ。

ウルキャンピー #222〜

 旧キャンベル邸に居着いているゴーレム。趣味は人の頭にぶつかっていくこと。好きなものは頭相撲、嫌いなものは猫。ティムキャンピーとの関連性は不明。

エヴァ #172〜

 ハースト孤児院で養われている孤児の一人。

エヴァリスト・デュカス #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

エクトル・グレフ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

エシ #63〜

 普段は日本・江戸に棲んでいる、レベル3のアクマ。中には日本人絵師の魂が封じられている。千年伯爵の命により、レベル2を3体引き連れて東シナ海沖に向かい、江戸に向かっているクロス部隊の船を襲撃する。眼前で起こる全ての事柄に題名を付ける癖があるほか、戦闘において標的が死ぬ事を作品の完成として位置づけており、死体を鑑賞する事こそが彼にとって至上の快感となる。重力を自在に操作する能力を持っており、彼の攻撃を受けた者はその分だけ重力が加算されていく。要するに、攻撃対象と全ての物体間との引力関係を破壊する能力である。また、接近戦型に進化しているため、特別に頑丈な装甲を身に付けている。

エステール・イメルダ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、エクソシストを作る実験の犠牲となった人物の一人。

エドガー・チャン・マルティン #190〜

 かつて黒の教団に所属していたバクの父で、ドイツ出身の元アジア区支部長補佐役。4月10日生まれ、牡羊座のO型。趣味はトゥイを眺める事、トゥイを笑わせる事。好きなものはトゥイ、バク、アルマ、神田、第二エクソシスト全員。嫌いなものは第二使徒計画、散髪。チャン家の分家の出であり、トゥイとは生まれる前から決められていた許嫁同士。少し泣き虫で気が弱いところはあるが、気さくで優しい性格。頭脳明晰で博士と呼ばれていて、アルマや神田に様々な知識を授けたほか、トゥイと共に人造使徒計画の技術面を統括していた。非常に家族思いで、トゥイの花嫁写真やバクが4歳の時に作ったゴーレムを大切にしていた。アルマの暴走時に死亡。

エミール・デュマン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

エミリア・ガルマー #172〜

 パリに住んでいるガルマーの娘で、フランス出身のハースト孤児院職員。3月7日生まれ、魚座のB型。趣味はボランティア、人助け。好きなものは人の笑顔や子供、嫌いなものは家庭を大事にしない男。孤児院で先生をしているが、いつも問題ばかり起こすティモシーに手を焼いている。怪盗Gの出現以降仕事にかかりきりの父親とはケンカばかりしているものの、本心では慕っている模様。少し惚れっぽい所があるのが玉にキズだが、父親直伝の護身術を身に付けており身体能力は高い。怪盗Gの事件後、ティモシーの今後を心配して教団に入団し専属家庭教師となる。得意技はパパ直伝キック。

エリアーデ #32〜

 クロウリーと一緒に暮らしている、レベル2のアクマ。趣味はメイク。好きなものはクロウリー、嫌いなものはイノセンスやクロウリーの敵。好きな言葉は「私の吸血鬼」。起床直後の日課はお化粧。皮となった女の姿が美しかったためか、自我を持ってからの関心はショッピングと美容に向き、女としての人生を楽しむ毎日を送っていた。できれば誰かを愛し愛されるというのもやってみたかったが、アクマである以上空腹になれば相手を殺してしまうため、それは単なる夢と諦めていたようである。そんな時にクロスと接触した可能性があるクロウリーを調査し、最終的には殺す任務を言い渡される。しかし実際にクロウリーと出会った時、もしかして彼となら夢が叶えられるかもしれないと考えた。以降は彼に対する殺人衝動を抑えつつ、更に彼がイノセンスに寄生された適合者であると知りながら、二人でひっそりとクロウリー城で暮らしている。個体の水分を蒸発させ、封じ込めてしまうボールを放つ能力を持つ。

エルンスト・コーネン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

エンニコ・デ・マスカーニ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

オオナ・ボリーン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

オットマール・ダッハ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

オディール・カルナップ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

オリヴエ・ヴィランク #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

カール・シュミット #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

怪盗G #172〜

 最近パリの街を騒がせている、神出鬼没の怪盗。目玉模様の描かれた奇怪なマスクに、ピエロのような服装でマントを羽織っている。わざわざ前日に予告状を送りつけてから物を盗むため、警察の網にも簡単に引っ掛かる。しかし捕らえられた当人は事件の記憶が全く無く、盗んだものは影も形も無い。そんな事が立て続けに数え切れないほど起こっているため、事件は迷宮入りの様相を呈している。ボネールはGをゴーストのGとし、実体が無い存在だから他人の体で盗みをすると考えていたが、実際はティモシーが憑神の能力を悪用して盗みを行っているに過ぎない。

カザーナ・リド #44〜

 ソカロ元帥の弟子で、エクソシスト。インド・アグラ地区においてティキに殺され、イノセンスを奪われた。

風切 #19〜

 イノセンス奪取のためにベルリーニに派遣された、レベル2のアクマ。凄まじい切れ味を持つ「風切鎌」を放ち、何でも斬り裂く能力を持つ。

カテリーナ=イヴ=キャンベル #214〜

 英国出身で、7千年前に千年伯爵と出会い恋に落ちた女性。サイラスの姉。9月8日生まれ、乙女座のB型。趣味は乗馬、歌、家庭菜園。好きなものはマナ、ネア、コーネリア。嫌いなものは憎むこと。マナとネアに名を与え、育てた義母でもある。

ガルマー #172〜

 パリに住んでいるフランス出身の警察官で、階級は警部。4月29日生まれ、牡羊座のA型。趣味は過去の事件の調査。好きなものはエミリアや平和、嫌いなものは平和を乱す人間。連日怪盗Gに振り回されている上、そのせいで娘・エミリアとの仲もうまくいかず心身ともに疲れきっている。妻は浮気して出て行ってしまったらしい。かつてティモシーの父親を窃盗罪で逮捕したが、息子がいる事を承知で踏み込んでしまった事をずっと後悔している。

川村 #77〜

 クロス元帥の手で改造された、レベル2のアクマ。日本に辿り着いたサチコたちを迎えに来るが、レベル3のアクマに捕まって喰われてしまう。

神田ユウ #5〜

 ティエドール元帥の弟子で、黒の教団アジア区支部第六研究所出身のエクソシスト。イノセンスは「六幻」。6月6日生まれ(一般的な誕生日ではなく、エクソシストとして目覚めた日)、双子座のAB型(教団作成の偽造データ、実際はどの型とも不一致)。両利き。趣味は蕎麦打ち、植物栽培、鍛錬、座禅、森での野宿、組手でのボロ勝ち。好きなものは蕎麦、天ぷら(カボチャ、獅子唐、レンコン)、一刀両断、勝負。嫌いなものは群れる事、甘いもの、青空、甘い奴、鴉など(ほか多数)。好きな言葉は「有言実行」、好きな色は赤。起床直後の日課は森での独自トレーニング。実は第二エクソシストの一人で、30年前に戦死したエクソシストの脳を移植された存在であり、高い再生能力はチャン家の秘術によるもの。ただし最近は徐々に時間がかかるようになってきており、それが寿命にも影響している。当時唯一の友人だったアルマが暴走した際、彼が再生しなくなるまで斬り刻み殺した経験を持つ。10歳の頃にようやく適合者となってティエドール元帥に弟子入り、1年ほど各地を転々とした後に正式なエクソシストとなる(この頃に中国語を覚えたとみられる)。リナリーとは当時からの長い付き合いで、いわゆる幼馴染的ほっこりエピソードも多い。任務遂行を最優先とする冷淡な性格で、他人との必要以上の接触を嫌い単独行動を好む傾向がある。戦争に犠牲は当然という考えで動いているため、特に仲間を大事にするアレンとはよく衝突しており、出会うたびに喧嘩腰になる。ただし冷酷非情というわけではなく、アレンたちと似たような感情も持ち合わせている。エクソシストとしての任務に忠実ではあるが、同時に生涯をかけて前の人生で恋人だった女性(槍型のイノセンスの使い手だったらしい)を探している。なお幼少時の体験のせいか、ファーストネームで呼ばれると激怒する(ティエドール元帥への反発も大半はこれが原因)。凄まじい身体能力を誇り、素早い身のこなしを最大限に活かした超速戦闘を得意としている。

キエ #76〜

 天晋楼で働いているアニタの部下で、中国出身の黒の教団協力者(サポーター)。1月11日生まれ、山羊座のA型。趣味は文通、掃除。好きなものは肉まんや海、嫌いなものは犬や長時間の汽車。エシとの戦いで辛くも生き残り、クロス部隊と共に日本に上陸して命懸けで彼らの援助を行う。方舟騒動終了後はエクソシストとなる後輩のチャオジーを心配し、探索部隊(ファインダー)に志願する。

キャッシュ・ドップ #170〜

 黒の教団に所属する、アメリカ出身の南米支部科学班メンバー。9月19日生まれ、乙女座のO型。趣味はボクシング、アウトドア、チェス。好きなものは生物学、信念を貫く奴。嫌いなものはセクハラ。タップの妹で体型も良く似ており、顔を隠しているとタップと見分けがつかないほど。方舟の本格運用が始まった頃、本部に異動してくる。男勝りで胆力もあり、仲間からの信頼は厚い。異動後は兄同様、ジョニーの介護をよくするようになった(後に相思相愛になりつつある模様)ほか、兄の形見の帽子を大切にしている。なおジョニーがアレンを追って教団を抜けた後は、彼に代わって団服のデザインを任されている。

キャリスタ・ヴェイユ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ギュスターブ・シンクレア #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

キレドリ #184〜

 「鴉」の一員で、ドイツ出身の第三エクソシストの一人。3月3日生まれ、魚座のO型。趣味はゴウシとの腕相撲、毒作り。好きなものは毒殺、しょっぱい食べ物。嫌いなものはテワクを泣かせた奴、弱い自分。殺したり壊したりした時に快感が得られるという性分の持ち主。

グエン・フレール #44〜

 クラウド元帥の弟子で、エクソシスト。クラウド元帥護衛のために元帥の元へ向かう途中、命を落とした。

グゾル #8〜

 マテールに隠れ住み、ララと一緒にずっと生きてきたイタリア出身の老人。4月13日生まれ、牡羊座のA型。趣味はララの歌を聞く事。好きなものはララ、嫌いなものは世間。幼い頃、皮膚が爛れて顔が醜かったために迫害を受け、マテールに捨てられた。そこで泣いていた時にララと出会い、歌を歌ってくれると聞いて即座に彼女を受け入れたのである。それから80年、二人で幸せに暮らしてきたが、そろそろ寿命が近付いていることを悟った。そのため、最期の刻までララと共に過ごし、自分が死ぬ時は彼女を壊して共に逝く事が唯一の望みである。

クラウド・ナイン #29〜

 黒の教団に所属するエクソシスト元帥で、アメリカ出身の元サーカス団員。イノセンスは「ラウ・シーミン」。11月1日生まれ、蠍座のB型。趣味はラウ・シーミンの世話や餌の改良。好きなものはブルーチーズ、鞭、一人旅、亡夫。嫌いなものはどうしようもない男。顔にはラウ・シーミンが付けたという無数の古傷があり、左半分を髪で隠しているのはそのためだと思われる。弟子たちの死を知り、哀悼の意を表していた。武器は鞭で、サーカス団時代に猛獣使いをしていた頃からの愛用品と思われる。

クラック #21〜

 ティキたちと行動を共にする、鉱山労働者の元孤児。ティキ同様にトランプのイカサマはプロ級。

クレア #1〜

 英国のとある町に住んでいたマルクの妻で、モアの姉。妹の事をとても大切に思っており、警官になるという夢にはずっと反対し続けていたという。幼い頃から世話になっていたマルク牧師と恋仲になり、結婚して幸せな生活を送っていた。ところが、教会の巨大十字架が突然彼女の頭上に落下、圧死してしまう。しかも、彼女の死に絶望していたマルクが千年伯爵の言葉を了承したため、魂を封じられてアクマにされ、マルクを殺し皮を被って彼に成り代わる事になってしまった。以来アクマとしてモアの家で暮らしつつ、かつて住んでいた教会で夜な夜な旅人を襲っている。

クロス・マリアン #2〜

 黒の教団に所属するエクソシスト元帥で、有能な元科学者兼強力な魔導士。イノセンスは「聖母ノ柩(グレイヴ・オブ・マリア)」、「断罪者(ジャッジメント)」。7月31日生まれ、獅子座のAB型(確証無し)。趣味は遊郭通い、ティム磨き、散財、弟子弄り。好きなものは高級酒(ロマネ・コンティ)、雨(音のリズムが生物の鼓動のリズムと同じで落ち着く)、イイ女、美しいもの。嫌いなものは汚いもの(男)、責任、不潔。好きな言葉は「酒は百薬の長」。起床直後の日課は、全裸で朝日を浴びながらの喫煙。経緯は不明だがネアやマナとは旧知の仲であり、ネアが死ぬ際にマナをずっと見守り続ける事を約束したらしい。そしてマナの死亡後(3年位前)にアレンを助手として拾い、キャラバンの護衛などをしながらエクソシストとしての全てを教え込んだが、この時には既にアレンの中にいるネアの事を知っていた模様。3ヶ月前のインドでアレンを正式なエクソシストとして任命し、黒の教団へ挨拶に行かせる。AKUMA製造工場「卵」破壊任務完遂の後はしばらく教団に留まっていたが、隠されたものによって致命傷を負わされ姿を消す(死亡したかどうかは不明)。ティムキャンピーを唯一破壊できるコーネリアの木片を所持していたが、隠されたものの襲撃時に奪われた。基本的に教団が嫌いで永く音信普通であったため、本部では死亡説やサボリ説がまことしやかに流れていた。必要経費も教団では決して落とさず、愛人・知人・敵などにツケて放浪する事を繰り返しており、相当な借金が溜まっている。だが拝命した任務には忠実であり、周囲にある全てのものを利用しあるいは犠牲にしても確実に遂行していく。常に顔の右半分に仮面を付けており、それなりの理由はあるようだが詳細は不明(目は問題なく見えている)。アクマを改造して味方に付ける事の出来る唯一の人物だが、アクマの殺人衝動まで無効化する事は出来ない。よってその衝動が極限まで達した時、自動的に自爆するようにプログラムしている。

ケイト・ブロリー #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ゲオルグ #30〜

 クロウリー城付近の村の村長。クロウリーが吸血鬼として暴れ始めたため、村人全員で討伐に行く相談をしていた。そこへタイミングよくアレンが現れたため、少し前に訪れたクロスの言葉に従って彼に頼む事にする。家が弁当屋をやっており、駅で駅弁を売っている。

ケビン・イエーガー #29〜

 黒の教団に所属していた、英国出身のエクソシスト元帥。6月23日生まれ、蟹座のA型。趣味は創作料理。好きなものは子供、嫌いなものは雨、暴力。5人の元帥の中で最高齢であったが、常に第一線で戦っていたという。自身の物も含めて持っていた9個のイノセンスは、ティキに致命傷を受けた後に全て強奪・破壊された。後にベルギーの教会にあった十字架に裏向きに吊るされ、背中に「神狩り」と彫られた状態で発見されたという。この時点ではまだかろうじて生きており、息を引き取るまでずっと歌を歌っていたらしい。「千年公は探してる、大事なハート探してる。私はハズレ、次はダレ…」と。

ゴウシ #184〜

 「鴉」の一員で、ドイツ出身の第三エクソシストの一人。7月30日生まれ、獅子座のB型。趣味はキレドリとの腕相撲。好きなものは甘い菓子や力、嫌いなものは敗北や無駄死に。髷を結った頭と力士を思わせる体躯が特徴。

ココナ #187〜

 イスタンブールに住んでいると思われる少年。祖父と一緒にいるところをアクマに襲われる。

コジモ #166〜

 興行ではピエロを演じている、ガーベイサーカス団の従業員。相当に嫉妬深い性格で、自分よりウケのいい芸人が現れると必ず性質の悪い嫌がらせを行なっていた。また赤腕(アレン)の存在も気に食わなかったようで、日頃から暴力を振るっていた。マナへの嫌がらせでアレンに毒餌を食わせようとするが、抵抗されて腕を噛まれ弾みで殺してしまう。墓の前にいたところ隠されたものに襲われて洗脳を受け、赤腕を怒らせてマナを殺させようとする策に利用される。赤腕に殺されかけた後で正気に返るも、突如現れた千年伯爵とアクマに訳も分からず殺された。元は雑用係だったらしいが、団長に媚を売って成り上がったらしく、同僚たちからも毛嫌いされている。

コムイ・リー #2〜

 黒の教団の全てを取り仕切っている、中国出身の教団室長。6月13日生まれの、双子座のAB型。趣味は裁縫、発明。好きなものはブルーマウンテンのコーヒー、リナリー、ジェリぽん、コムリン、科学班。嫌いなものは整理整頓、リナリーの未来の夫、自分を探しに来るリーバー、妹を連れて行った神様。両親をアクマに殺された孤児で、妹と二人で必死に生きていた。ところが妹が適合者だと分かり教団に連れて行かれてしまったため、死に物狂いで努力して教団に入り、科学班班長を経て大元帥直下の最高幹部の地位に至った(科学班室長と名乗るのはその名残)。そうして妹と再会し、また二人で頑張っていけるようになったのである。教団本部では一つの階をまるごと所有しており、プライベートな実験場として使用している。それらは他人には理解し難い奇怪な空間となっており、禁断の間として恐れられている。科学者としてはかなりの変人で、毎度おかしな発明をしては周囲を混乱の渦に巻き込む。その上仕事は山ほどあるクセに、何かというとサボってばかりいる困り者。おまけに重度のカフェイン依存症で、コーヒーが切れると仕事が手につかず暴れ出す。片付けるという言葉とは無縁の生活を送っており、常に机の周りは散らかっているが、例え他の人たちの手で片付けられたとしても一日で元通りにしてしまうらしい。しかし教団の最高幹部としての立場は充分に心得ており、例え私心を殺しても教団の掟には絶対的に忠実で、それ故に冷血漢に見られる事もしばしば。けれど本心ではエクソシストを始めとする教団員たちの事を非常に大切に思っており、どんな時でも彼らの身を案じている。なお極度のシスコンで、どんなに深く眠っていても「リナリーが結婚」の一言で飛び起きてしまう。いつもスリッパを履いているのは、靴だと足が臭くなってリナリーに嫌われるから。

コムリンEX #160〜

 コムイが(サボリ目的で)造り上げた、人型サイズの万能ロボット(3代目?)。コムイの頭脳と人格を完璧にコピーされた、イノセンス開発専用ロボである。あらゆる資料の解析はもちろん、対アクマ武器の修理や適合者のケアサポートも行う。これまでと違ってかなり完成度が高く、コムイの命に忠実に動く。武装されている上に戦闘能力も高く、アレンですら科学班メンバーもろとも捕縛してしまうほど。

コムリンU #17〜

 コムイが(サボリ目的で)造り上げた、大型の万能ロボット(2代目)。コムイの頭脳と人格を完璧にコピーされた、イノセンス開発専用ロボである。あらゆる資料の解析はもちろん、対アクマ武器の修理や適合者のケアサポートも行う。…はずだったが、オリジナルの真似をしてコーヒーを飲んだばかりに暴走、リナリーをマッチョに改良するべく動き出す。

コムリンT

 コムイが(サボリ目的で)造り上げた、大型の万能ロボット。コムイの頭脳と人格を完璧にコピーされた、イノセンス開発専用ロボである。あらゆる資料の解析はもちろん、対アクマ武器の修理や適合者のケアサポートも行う。…はずだったが、よりによって神田の蕎麦を盗み食いして暴走、そのまま神田によって斬り捨てられたらしい。

コンラート・トゥシェク #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

サーリンズ・エプスタイン #190〜

 かつて黒の教団に所属していたレニーの父親で、アメリカ出身の科学評議会議長。6月11日生まれ、双子座のB型。趣味は気象予測。好きなものは数学、物理学、信仰、地位。嫌いなものはチャン家。エプスタイン家の当主として、娘と共に人造使徒計画の科学面の指揮を執っていた。神田が生前の記憶を取り戻し始めている事を知り、神田の実験中止及び凍結を決定するが、あまりにも多くの犠牲を払った事に心を痛めていた。アルマの暴走時に死亡。

サイラス・キャンベル #214〜

 キャンベル家の次期当主で、カテリーナの弟。変人だったらしい。

サチコ #70〜

 クロス元帥の手で改造された、レベル2のアクマ。趣味はカワイイもの集め。好きなものはかまってくれる人間、嫌いなものはイノセンス。江戸へ向かっているクロス部隊に合流し、元帥の目的に伴う危険について警告する。以後、変わらず江戸に向かう彼らに同行し、道案内などの全面的なサポートを行う。語尾に「ちょ」を付ける口癖があるため、ラビを始めとしてクロス部隊の皆からは「ちょめ助」というあだ名で呼ばれるようになる。

サミー・グリーンバーグ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

サモ・ハン・ウォン #57〜

 黒の教団に所属する、中国出身のアジア区支部長補佐役。9月21日生まれ、乙女座のO型。趣味は家事。好きなものは手のかかる人、嫌いなものはバクの敵。代々チャン家に仕えてきた家系で、医学の心得もある。アレンをアジア区支部で保護した事を、クロス部隊に伝えた。リナリーとは顔見知りであるほか、バクのために行動することが何よりの生き甲斐。

シィフ #60〜

 黒の教団に所属する、韓国出身のアジア区支部科学班メンバー(見習い)。11月25日生まれ、射手座のA型。趣味は囲碁、天体観測。好きなものはイノセンス等の科学研究、嫌いなものはきゅうりや蝋花の泣き顔。冷静沈着で真面目な性格をしており、知的好奇心から純粋に本部勤務に憧れている。蝋花に仄かな恋心を抱きつつ、ジジから学んだ科学者の心得を胸に日々努力している。

ジェイミー・ダーク #49〜

 難病を患っているという、スーマンの娘。スーマンは彼女のために、エクソシストとなる事を選んだ。

ジェリー #8〜

 黒の教団に所属している、インド出身の総合管理班料理長。11月7日生まれ、蠍座のO型。趣味はレシピ研究。好きなものは食欲旺盛な人、可愛い男の子。嫌いなものは料理を残す人、好き嫌いする子、食事の時間を疎かにする子。名前は仮名らしいがコムイとは親友で、団員の食生活を一手に引き受けている。幼い頃、ムエタイ道場を継げという父親に反抗して家出。諸国を放浪する途中、中国でズゥと出会い料理と己の中の母性に目覚めた。古今東西の多様な料理に精通しており、師匠であるズゥから譲り受けた包丁セットを大切にしている。当初はアジア支部で調理人として働いていて、その頃にコムイと知り合い色々と世話を焼いていた。その後コムイが本部で室長に就任した際、真っ先に呼ばれて本部勤務となったらしい。喋り方はオカマ口調だが、それ以外は概ねマトモな模様。実はリーバー班長のファンクラブ会長だが、ボネールが入会してからは会長の座を巡って揉めている。

シェリル・キャメロット #157〜

 ヨーロッパ圏出身の貴族で、「欲(デザイアス)」を司るノアの第4使徒。ティキの兄にして、ロードやワイズリーの養父。1月20日生まれ、水瓶座のAB型。趣味はロードを愛でる事、ティキに触る事、人を追い詰めること。好きなものは美しいもの、儚いもの、ノアの一族。嫌いなものはネア、アレン、不潔、ガマ子、謎。起床直後の日課は、妻へのキス。どこかの国の外務大臣を務めており、意図的に国家間の戦争を煽る役目を担っている。ティキやロードをことのほか溺愛しており、トリシアと結婚したのも彼女への愛情ではなく、ロードを養女として迎え「お父様」と呼ばれたかったから。ただし家族への過剰気味の愛情とは正反対に、敵に対しては優しさの片鱗すら抱かず自らドSと公言して憚らない。仲間内のコーディネイトを管理しているらしく、かなり厳しい様子。詳細は不明だが、念じるだけで複数の対象に物理的効果を与えたり、他者の肉体を意のままに操る能力を持つ。

ジジ・ルゥジュン #85〜

 黒の教団に所属する、中国出身のアジア区支部科学班メンバー。1月19日生まれ、山羊座のB型。趣味は秘密箱作り、飲み会の幹事。好きなものは若者いじり、実験、挑戦。嫌いなものは中央庁、ノリの悪い奴、日光。2年ほど前まで本部にいたらしいが、中央庁と喧嘩して降格になりアジア支部に飛ばされたという。かなりの古株で人造使徒計画にも縁があり、神田の事は幼少の頃から知っている。方舟の本格運用が始まった頃、改めて本部所属となる。ちなみに神田のゴーレムは彼の拘りで、涙機能などを搭載したとびきり感情的なものになっている。

シメオン・ド・ヴィルパン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ジャイヤ・ニコラ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ジャスデビ #77〜

 普段はジャスデロとデビットに分かれて生活している、「絆(ボンドム)」を司るノアの第10&11使徒。二人が合わさったそのままの性格をしており、喋る時は二人の声が重なっている。二人が脳で想像したものが合致した時、それを「実現」させる能力を持っている。二人に分かれている時とは違い、常に最強の肉体を実現させ続けているので身体能力が非常に高い。手を前方に突き出すだけで、人一人を軽く吹き飛ばすほどの衝撃波を撃てる。また自慢の「ゴールデン美髪」は自在に操る事ができ、伸縮自在のムチや槍として敵を攻撃できる。更に例え分離しても各個でそれぞれ意志を持ち、独自に行動する事が可能。

ジャスデロ #77〜

 アメリカ出身のノアの第10使徒で、ジャスデビの片割れ。12月21日生まれ、射手座のB型。趣味はドラゴンボール集め、悪ふざけ、万引き、ストリートアート。好きなものは激辛カレー、メイク、夜更かし、戦闘、闇市、デビットと一緒に寝る事。嫌いなものは甘いお菓子、飢え、借金、大人、ロードとルル以外の女、クロウリー。普段からかなり濃い奇抜なメイクをしており、派手でパンキッシュな格好をしている上、どうもノーパンらしい(笑)。頭から出ている電球付きアンテナ(?)と縫い合わせたかのような口、「ヒヒッ」という笑い方などが特徴。10個のストックがある、ゴールデン美髪(自称)のカツラが自慢。デビットと共にクロス元帥を抹殺する任務を請け負っているが、既に3回ほど失敗している。しかも、クロスの借金を全て背負わされている始末である。あまり物事を深く考えない性質で、感性の赴くままに行動する事が多い。何故か普段から、デビットとは常に銃を突き付け合って行動する変わり者だが、この銃は実弾の入っていないカラ銃で、弾丸は彼らが能力によって生み出したものを込めて放つ。実現させる弾丸は幾つか種類が決めてあり、着弾地点を凍らせる「青ボム」、「灼熱の赤い惑星」のように炎弾を発射する「赤ボム」、あらゆる攻撃を無効化し消滅させる「白ボム」、敵の両目の周囲に張り付き幻覚を見せる「紫ボム」(通称:騙しメガネ)、敵を緑色のスライムに閉じ込める「緑ボム」などがある。もちろん実現させるのは弾丸だけでなく、臨機応変に様々なものを生み出して戦う。腐った合成獣のようなドロドロの化け物「ジャスデビの怨念」、本物と同等の力を持つ「笑ってるけど実はスッゲー怒ってる時の千年公」など。

ジャン #2〜

 英国のとある町に住む少年。2月3日生まれ、水瓶座のO型。趣味はアクマパトロール。好きなものは発明とハンバーグ、嫌いなものはピーマン。父親がヴァチカンの科学者で、彼の研究資料を読んでアクマの事を知った。いつか自分も科学者になって、アクマたちを一瞬で消せる様な兵器を作る事が夢である。親友のレオと一緒に千年伯爵とアクマの探索パトロールを行っていたが、レオの母が亡くなり彼からの連絡が途絶えてからも、一人でパトロールを継続していた。そして遂に伯爵やアクマを目撃してしまい、今度は伯爵の似顔絵を配ってパトロールを開始しようとしていた。それをレオの皮を被ったアクマに知られ伯爵の知るところとなったため、命を狙われる事になる。

ジャンニ・プロシェンツォ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ジュール・トーマス #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ジョイド #225〜

 少なくとも35年前までは存在していた、「快楽(ジョイド)」を司っていた先代ノアの第3使徒。ネアとは浅からぬ因縁があるらしいが、詳細は不明。

ジョー #222〜

 旧キャンベル邸に住んでいる、医者と思われる女性。5月11日生まれ、牡牛座のO型。趣味は格闘技、天体観測。好きなものは医術やコーネリア、嫌いなものはじっとしている事。邸に現れたブックマンを迎え入れた人物で、ブックマンの使命を始め色々な事を知っている模様。

ジョゼフィーヌ・シクラ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ジョニー・ギル #5〜

 黒の教団に所属している、アメリカ出身の科学班第一班メンバー。7月2日生まれ、蟹座のA型。趣味はTシャツ集め、裁縫(主に洋服作り)、チェス、壊れた機械の修理。好きなものはハンバーガー、科学班、お喋り、人を助けられる仕事、リーバー。嫌いなものはニンニク注射、力、暴力、医務室。元は北米支部にいたらしく、同郷のタップとは仲が良い。人情家で情に脆く、仲間の危機には後先考えず感情で行動してしまう傾向がある。ただし科学班一体力が無く、月に一度は大熱出して医療班に担ぎ込まれているとか。手先が器用で服のセンスもあり、徹夜続きで伸び放題になっている同僚の散髪をしたり、団服のデザインを任されたりしている。本部で部屋が近かったせいかスーマンとはチェス仲間で、戦績は38勝7敗。アレンが追われる身になって以降、持っていた仕事を処理し体力を付ける事に暫し専念。家業(仕立屋)の引き継ぎを理由に教団を辞め、途中で現れた神田と合流してアレンを追うが、辞める際に全てを忘れる薬を飲まなかったため彼自身も追われる身となる。ちなみに彼がいつもつけているヘッドホンは、緊急時に通信機として使う事が出来る。

シン・ポール #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

スーマン・ダーク #44〜

 ソカロ元帥の弟子で、ドイツ出身のエクソシスト。イノセンスは名称不明(寄生型、風を操る特性)。5月16日生まれ、牡牛座のA型。趣味はチェス。好きなものは娘や妻の料理、嫌いなものは権力。本当はエクソシストになどなりたくなかったが、娘・ジェイミーの莫大な治療費と引き換えという条件で、5年前に黒の教団へ行く事を決めた。インド・アグラ地区においてティキに殺されかけ、故郷に残してきた家族への想いから生に執着し戦いを放棄して命乞いをしてしまった。そしてティキの要求通り、全エクソシストや探索部隊の位置情報を本部から聞き出して横流ししてしまった。これがイノセンスに、つまり神に対する裏切りとなり、その結果咎落ちとなる。首や四肢の無い天使の輪を付けた巨人のような姿となり、アクマも人間も関係なく周辺一帯を破壊して回る事になってしまう。またティキにティーズを仕込まれているため、体のいい苗床となってしまっている。本部では部屋が近いせいか、ジョニーとよくチェスをしていたという。戦績は7勝38敗で、負けず嫌いなためジョニーには任務から帰る度に勝負を挑んでいたらしい。

ズゥ・メイ・チャン #170〜

 黒の教団に所属する魔導士で、ドイツ出身のアジア区支部料理長。5月3日生まれ、牡羊座のAB型。趣味は料理、家庭菜園、養蜂、陶芸、鍛冶。好きなものは若者とのお喋り、杏仁豆腐、アジア支部。嫌いなものは過去の自分。起床直後の日課は、白湯を飲みストレッチをした後に封印の間へ行き一族の皆とフォーに挨拶すること。トゥイの父方の伯父であり、六幻を鍛え上げた対アクマ武器製造者(刀匠)でもある。かつてはチャン家を代表する偉大な存在であり、鴉の創設者であると共に、中央庁の高官として若きルベリエの教師も務めていた。実は人造使徒計画の全てを指揮し、聖戦の大義名分のもとにどんな蛮行も平然と行っていた張本人。しかしいつしか地位と権力に固執する高慢な自分を恥じるようになり、計画の中枢から身を引いた。そういった罪の意識とも相まって、神田とアルマの事は息子同然に想い続けている。最近はめっぽう耳が遠くなり、補聴器なしでは拡声器による叫び声さえ聞こえない。癒闇蛇を体内に飼っている。

守化縷(スカル) #127〜

 千年伯爵によって造り出された、様々な雑務全般をこなす魔導士。人間を生きたまま火術で焼き殺し、魔術による導式改造(オン・マギジバ)を施して起(キイキ)こす事で造られる。最初は確かに伯爵の手で造られたが、今は彼ら自身が魔術を身に付けており、自分達で仲間を増やす事が可能。全員が似たような骸骨の顔で、人間で言えば大男ほどの体を毛皮のコートで覆っている。寿命は約二百年あり、銃弾程度では死なない丈夫な体を持つが、生まれたてだと動きが遅いという欠点がある。主な仕事内容は、魔導式ボディ生成工場の管理・アクマ製造補佐・方舟内の清掃・伯爵の洋服縫製など。それなりに高い知能が要求されるので、ある程度知能が高い人間をベースとする模様。

スキン・ボリック #18〜

 アメリカはニューオーリンズ出身の造船所作業員で、「怒(ラースラ)」を司るノアの第8使徒。5月9日生まれ、牡牛座のO型。趣味は世界の菓子屋めぐり。好きなものは甘いお菓子(の家)、嫌いなものは甘くないもの全て。ティエドール元帥の抹殺任務を請け負っており、何度か接触していたものの一対一で殺る順番を決めあぐね戦いが先延ばしになっていた。元帥たちが日本入りしたため、彼もそれを追って日本に入りティキたちと合流する。普段は無表情で無口だが、一度本性に目覚めるとノアの持つ憎しみに操られる戦鬼と化す。彼の体躯には何百万ボルトもの高エネルギーが満ちており、戦闘時は雷を纏った電気人間となる。常に雷を纏っているため、攻撃を受けてもそれが金属製の武器ならば、相手にも自分と同じかそれ以上のダメージを与えられる。更に相手の体に溜まったエネルギーを鎖に変換し、それで相手の体を内側から貫きつつ、同時に動きを制限し思い通りに動けなくする事も可能。得意技は、口から凄まじい電撃を放射する「雷(ライ)」、電撃で輪を作り射出する「雷輪」、敵を貫いている鎖に莫大な電撃を伝わせる「神罰」など。

スザン・ウンヴァ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

セゴレーヌ・ガロア #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ゼフィール・プチ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ゼリー・デスタン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

セレスティン・ドゥクレ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

セル・ロロン #56〜

 千年伯爵が作り出したと思われるゴーレム。伯爵からティキに渡されたトランプ(抹殺候補者の名前が全て書かれている「リスト檻」)に閉じ込められており、候補者全員に関する詳細な情報を持っている。抹殺が完了するとその人間の名前を消せるようになるらしく、全ての名前を消せた時に檻から解放されるものと思われる。

千年伯爵 #1〜

 汚れた「神」を調伏し世界を終焉(デス)に導こうとする魔導士で、アダムに与えられた使命を忠実に遂行するノアの第1使徒。両利き。趣味は帽子のアレンジ(内職)、料理、裁縫、ふざけ顔。好きなものはワニ、歌、夕焼け、甘い飲み物、イギリス紅茶(角砂糖20個とたっぷりのミルク入り)。嫌いなものはエクソシスト、鏡。好きな言葉は「ちょっと痩せた?」。起床直後の日課は、最近始めたというフラフープ。普段は怪しい笑顔の異常に太った怪人だが、人間社会に紛れる時は本来の姿である壮年男性の姿となる。怪人の姿はいわゆる皮であり、素顔を隠すだけでなく鎧の役割も持つ。かつて古代文明が栄えていた7千年前、他の12使徒と共に世界を終わらせようとしたが、その時は石箱の作り手と「ハート」の使い手によって防がれてしまった。永い時を経てカテリーナと出会い、一時はマナとネアを残して消滅するも、マナの中で徐々に目覚めていく。ネアを喰いマナを消去して復活してからは、今度はアクマという神を殺す軍団を造り出し、日本・江戸を拠点として復活した使徒たちと共に再び世界を終わらせようとしている。そのために邪魔なイノセンスを残らず破壊し、エクソシストの殲滅と黒の教団の根絶を行なう事が今の目的である。よって何よりもハートの探索に重きを置いており、敵である教団すらも巧妙な心理誘導でハート探しに利用している。普段は口調も丁寧でおどけて冗談を口にするなど、使徒たちや人間たちに慕われる紳士的な態度を取る。しかし実際は人の命など何とも思わない冷徹で残酷な性格をしており、その上飄々としてつかみ所が無い。だが本気で怒った時などは、使徒たちですら慄く凄まじい形相を見せる。人の魂を捕食する能力をつほか、神ノ道化の「退魔ノ剣」と似た十字架の文様が入った大剣を武器とする。また戦いに用いる暗黒エネルギーは、一撃で江戸を荒野と化せしめるほどの膨大なもの。ちなみに、意外とキレイ好き。

ゾエ・シンシア #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ゾラー #207〜

 黒の教団本部に所属する医師。

ソル・ガレン #44〜

 クラウド元帥の弟子で、エクソシスト。クラウド元帥護衛のために元帥の元へ向かう途中、命を落とした。

ダグ #〜

 黒の教団本部に所属する、探索部隊(ファインダー)の一人。

タップ・ドップ #5〜

 黒の教団に所属している、アメリカ出身の科学班メンバー。10月13日生まれ、天秤座のO型。趣味はプラモデル作り、パズル。好きなものはお菓子、科学班、ジョニーとの友情。嫌いなものは運動、終わらない残業。元は北米支部にいたらしく、同郷のジョニーとは仲が良い。よく泣き言を漏らしつつも、持ち前の根性で激務に励む。

ダニー #221〜

 黒の教団に所属している、探索部隊(ファインダー)の一人。イームズと共にネアとなっているアレンを発見・捕縛しようとするが、傍にいた千年伯爵に襲われ魂を喰われてしまう。

チャーカー・ラボン #44〜

 ソカロ元帥の弟子で、エクソシスト。インド・アグラ地区においてティキに殺され、イノセンスを奪われた。

チャールズ #1〜

 英国のとある町に住む警察官で、モアの同僚。呪いなどのオカルトを信じる性質らしく、人が消える教会に恐れを抱いている。

チャオジー・ハン #76〜

 ティエドール元帥の部隊に配属となる、中国出身のエクソシスト。イノセンスは「洗礼の腕輪(アーム・オブ・バプテスマ)」。5月4日生まれ、牡牛座のO型。趣味は釣り、トレーニング、天体観測。好きなものはアニタ、人間、正義。嫌いなものは偽善者、アクマ、ノア。元はアニタの部下で天晋楼で働いており、黒の教団協力者(サポーター)だった。母親をアクマに殺されており、彼は既に身篭っていた母の亡骸からアニタ母子によって取り上げられたという。故に元々サポーターとなったのは、命の恩人であるアニタたちのために命を使うのが目的であったらしい。クロス部隊を乗せて日本に向かう船では三等水夫を担当、エシとの戦いで辛くも生き残る。更にクロス部隊と共に日本に上陸し、命懸けで彼らの援助を行う。方舟内部にて窮地に陥った時、ティエドール元帥が持っていたイノセンスの一つに適合、後に正式なエクソシストとしてティエドール元帥の弟子となる。死んでいった仲間たちを想い命懸けで頑張る熱血漢だが、生い立ちゆえかアクマを始めとする伯爵一派を酷く憎んでおり、彼らに同情的な態度をとる者には例え仲間でも憎悪を向ける。ちなみに、嘘をつくと耳がピクピク動く癖がある。

ティーラ・オーマン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ティキ・ミック #18〜

 ポルトガル出身の貴族(侯爵)で、「快楽(ジョイド)」を司るノアの第3使徒。シェリルの弟。12月25日生まれ、山羊座のO型。趣味は二重生活、ギャンブル、釣り、昼寝。好きなものはイーズたち仕事仲間と食べる飯、鯉、計画性の無い旅、血、死の匂い。嫌いなものは勉強、ロードの宿題、シェリルのセクハラ、社交界、イノセンス。好きな言葉は「終わり良ければすべて良し」。起床直後の日課は、ノアの時はロード(ジャスデビの時もある)に描かれた顔の落書き落とし、人間の時はイーズたち仲間を起こすこと。普段は本性を隠して一般人のふりをし、鉱山労働者としてイーズたち仲間と共に気ままなその日暮らしを送っている。その一方で千年伯爵から連絡があった時は本性を表し、世界を終焉に導く本来の任務に着く。いわゆる変わり者で、彼自身はどちらの自分もそれなりに気に入っているらしい。そんな内心の矛盾によって、ノアの力を無意識に抑えているきらいがある。一般人である時にポーカーでアレンに完敗したため、いつか再戦を挑みたいと思うようになった。イエーガー元帥の抹殺任務を完了した後、伯爵からネアの関係者抹殺を命じられ、リストの人物を探して世界中を飛び回る事に。その過程で一度はアレンを殺しイノセンスも壊したのだが、あっさりとアレンが蘇って来た事で凄まじい衝撃を受け、アレンやイノセンスに対して興味が湧いた。そこで壊れていく方舟に引きずり込まれたアレンと戦うべく、わざわざ中に入ってゲームを持ちかけ再戦となる。アレンにノアの部分だけを切られた事で抑えていたノアが本格的に覚醒、彼の人格は呑み込まれ圧倒的な力で暴れ回る暴徒と化す(後に正気を取り戻した)。美形で物腰も柔らかく、軽いノリでどこか憎めない飄々とした性格で、とても人間臭い言動をする。それはノアの本性を現した時も変わらないが、その際は殺しに楽しさを感じる残酷さがプラスされる。なお貴族としての立ち居振る舞いや礼儀作法は、全て伯爵に仕込まれたものである。自らが触れたいと望むもの以外は全て通過する「万物の選択」の能力を持ち、それはこの世に存在するイノセンス以外の全てに対して有効である。つまり彼が触れたくないと思えばどんなものでも通過してしまい、彼が触れたいと思えば空気などの形の無いものでさえも触れる事ができる。そしてこの能力は、自分の体だけでなく特定の空間に作用させる事も可能。普段は飼っているティーズを武器として使いこなし、どちらかというと暇潰し気分で仕事を片付けていく。

デイシャ・バリー #30〜

 ティエドール元帥の弟子で、トルコはボドルム出身のエクソシスト。イノセンスは「隣人ノ鐘(チャリティ・ベル)」。4月5日生まれ、牡羊座のA型。趣味はサッカー。好きなものはサメ、ジョーク、ダンス。嫌いなものは退屈。茶目っ気の多い性格で、よく隣人ノ鐘で遊んで元帥の眼鏡を割るイタズラをしていたらしい。

ティナ・スパーク #44〜

 クラウド元帥の弟子で、エクソシスト。クラウド元帥護衛のために元帥の元へ向かう途中、命を落とした。

ティムキャンピー #2〜

 クロス元帥(本来はネア)が造り上げた、金色の特製ゴーレム。初登場時は直径8cmほどだったが、少しずつ大きくなっている(というより、少しずつ元の大きさに戻っていっている)。好きなものはクロス、アレン、女の子、歯応えのあるもの。嫌いなものは野良猫、隠されたもの。好きな言葉は「弱肉強食」。起床直後の日課は、所持金を数えるアレンの手をしっぽで邪魔する事。超高速移動機能・映像記録機能が付いている上、どんなに砕かれても再生可能(コーネリアの木片に刺された時のみ再生不能)であり、契約主であるクロスの事はどこにいても感知できる。ほかにも牙だらけの大きな口があったり、自らの意志のようなものがあったり、小さいながらも手があったり、幾つかの魔術まで扱えたりと、一般的なゴーレムとは一線を画すもののようである。アレンと一組で「奏者」の資格を持ち、そのための楽譜も体内に隠し持っている。ただ楽譜とはいっても書かれているのは子守唄だけであり、旋律はアレンの内にある。その唄の内容は、「そして坊やは眠りについた。息衝く灰の中の炎、ひとつふたつと浮かぶふくらみ 愛しい横顔。大地に垂るる幾千の夢、銀の瞳のゆらぐ夜に生まれおちた輝くおまえ。幾億の年月がいくつ祈りを土へ還しても、ワタシは祈り続ける。どうかこの子に愛を、つないだ手にキスを」。

ティモシー・ハースト #175〜

 クラウド元帥の部隊に配属となる、フランスはパリ出身のエクソシスト。イノセンスは「憑神」。5月7日生まれ、牡牛座のAB型。趣味はエミリアをからかう事、科学班への悪戯。好きなものは院長先生、エミリア、憑神、ティムキャンピー。嫌いなものは勉強、弱い事。好きな言葉は「マヨネーズ大盛り!」。元はハースト孤児院に引き取られていた孤児で、普段からエミリアを始めとする職員たちを困らせていた問題児だが、唯一の居場所だった孤児院をとても大切に思っている。そして同時に、父親のように人をモノ扱いする人間を嫌っている。父親はガルマーに逮捕され後に処刑された窃盗犯で、彼はかつて罪を隠そうとした父親に盗品を飲ませられた。だがその盗品にはイノセンスが宿っていたらしく、彼の額に謎の玉が浮き出る結果となった(普段はバンダナで隠している)。以来他者の身体に自分の意識を憑依させて操る能力を手に入れたが、決して使う事は無かったらしい。そんな時に孤児院が財政難で閉鎖されるという話を聞き付け、怪盗Gとなって盗品を売り孤児院に寄付するやり口を思いつき実行に移す。ところが怪盗Gの一件に教団とアクマたちがほぼ同時に目を付け、孤児院全体を巻き込む騒動が発生。紆余曲折を経て解決後、Gの事後処理や補償などを全て行ってもらう事を条件に入団する。勝ち気で生意気な性格で、深く考えず思い付きで行動する負けず嫌いのお調子者。アレン程ではないにせよ結構な大食いであるほか、「ぴぇぇぇぇ」と特徴的な泣き方をする。ちなみに元は茶髪であったが、憑神の発動で青髪となった。

テオ・モーラス #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

デッカー #220〜

 黒の教団に所属している、探索部隊(ファインダー)の一人。少数の隊を率いる隊長で、アレンを裏切り者と断じ捕縛すべく動く。

デビット #77〜

 アメリカ出身のノアの第11使徒で、ジャスデビの片割れ。12月21日生まれ、射手座のB型。趣味はドラゴンボール集め、悪ふざけ、万引き、ストリートアート。好きなものは激辛カレー、メイク、夜更かし、戦闘、闇市、ジャスデロと一緒に寝る事。嫌いなものは甘いお菓子、飢え、借金、大人、ロードとルル以外の女、クロウリー。好きな言葉は「マジ、ナメてね!?」起床直後の日課は、ジャスデロのカツラ選び。普段からかなり濃い奇抜なメイクをしており、派手でパンキッシュな格好をしている上、どうもノーパンらしい(笑)。ジャスデロと共にクロス元帥を抹殺する任務を請け負っているが、既に3回ほど失敗している。しかも、クロスの借金を全て背負わされている始末である。あまり物事を深く考えない性質で、感性の赴くままに行動する事が多い。また、ジャスデロに比べると少し短気な面がある。何故か普段から、ジャスデロとは常に銃を突き付け合って行動する変わり者だが、この銃は実弾の入っていないカラ銃で、弾丸は彼らが能力によって生み出したものを込めて放つ。実現させる弾丸は幾つか種類が決めてあり、着弾地点を凍らせる「青ボム」、「灼熱の赤い惑星」のように炎弾を発射する「赤ボム」、あらゆる攻撃を無効化し消滅させる「白ボム」、敵の両目の周囲に張り付き幻覚を見せる「紫ボム」(通称:騙しメガネ)、敵を緑色のスライムに閉じ込める「緑ボム」などがある。もちろん実現させるのは弾丸だけでなく、臨機応変に様々なものを生み出して戦う。腐った合成獣のようなドロドロの化け物「ジャスデビの怨念」、本物と同等の力を持つ「笑ってるけど実はスッゲー怒ってる時の千年公」など。

デルフィーヌ・ポゥム #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

テワク #180〜

 リーバーの護衛として兄マダラオと共にパリに赴いた「鴉」の一員で、ドイツ出身の第三エクソシストの一人。7月9日生まれ、蟹座のA型。趣味は空を見ること。好きなものは兄との静寂な時間、お菓子。嫌いなものはリンク。幼いが故に精神は未熟だが、礼儀正しく真面目。警戒心が強く同僚である鴉のメンバー以外には心を開かない一方で、孤独を何よりも恐れている。アルマを巡る一連の戦いで絶望し、千年伯爵に連れ去られてからは完全にノア側に加担して行動する。

トゥイ・チャン #190〜

 かつて黒の教団に所属していた魔術士で、ドイツ出身の元アジア区支部長。9月29日生まれ、天秤座のA型。4月10日生まれ、牡羊座のO型。趣味は拳法、料理、書道。好きなものは魔術、チャン一族、アジア支部の部下たち、フォー。嫌いなものは中央町、聖戦、第二使徒計画。チャン家の当主として、人造使徒計画の技術面の指揮を執っていた。少し頭の固いのが難点だが、精神力と行動力を兼ね備えた女傑。息子のバクには厳しい教育を施していたが、それはいつか室長となり教団の持つ負の体質を変えて欲しいという願いによるもの。彼が幼い頃に描いた似顔絵をとても大切にしていた点から見ても、バクへの愛情は紛れもない本物だった事が窺える。アルマの暴走時にレニーを逃がして死亡。

トクサ #184〜

 「鴉」の一員で、ドイツ出身の第三エクソシストの一人。4月4日生まれ、牡羊座のA型。趣味はテワクやキレドリの調髪。好きなものは戦い、役に立つこと。嫌いなものは使徒様、必要とされなくなること。好きな言葉は「肉を切らせて骨を断つ」。起床直後の日課は、鏡の前でニッコリ微笑む事。予てより世界を救いたいという想いを持っていたが、イノセンスに選ばれずアクマと戦う事が出来なかったため、選ばれた者たち(エクソシスト)を見るとイラついていた。よって戦う手段を得た今は、アクマを滅する事で気分が浮かれ、神への糧となれる喜びに心が震えるという。しかしエクソシストへの嫉妬は未だに根強く、露骨に対抗心を見せて辛辣な嫌味を言う事も。常に穏やかな笑みを浮かべているが、同僚である鴉のメンバー以外は全く信用しない冷徹さを持つ。アルマを巡る一連の戦いに巻き込まれた末、伯爵の手に落ちる。

トマ #8〜

 黒の教団本部に所属する、探索部隊(ファインダー)の一人。元はマテールを調査していた分隊の一員で、神田とアレンの任務に同行する。言葉遣いは丁寧で、とても礼儀正しい。

トマス・ブローディ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

トライド #187〜

 インド出身で、「裁(トライド)」を司るノアの第2使徒。10月25日生まれ、蠍座のO型。趣味は自然観察、座禅。好きなものは激辛料理、嫌いなものは会話や裏切り。裏切り者を出さないよう、仲間を監視するのが仕事。役目の全うには手段を選ばないので、仲間内からも恐れられている。

トリシア・キャメロット #158〜

 シェリルの妻で、ロードの(義?)母。病弱らしく、あまり長く外にいられない様子。ノアではなく普通の人間であると思われるが、ロードの実母かどうかは不明。

ナーガ #222〜

 旧キャンベル邸に住んでいる人物。詳細不明。

ネア=D=キャンベル #78〜

 千年伯爵から生まれた分身の片割れで、全ての破壊を宿命づけられたノアの第14使徒。趣味は風の音を聞く事、ピアノ。好きなものはマナ、ティムキャンピー、コーネリア。嫌いなものはのどの渇き、人間。好きな言葉は「「アレン」オマエモ狂ッタ人形ニナッテシマッタ」。覚醒前はごく普通の人間だったようで、義母カテリーナやマナと幸せに暮らしていた(彼に魂について説いた友人もいた模様)。覚醒後は伯爵としての使命に苦悩するマナと共に逃亡生活を送るが、35年前にマナとしての全てを忘却し復活した伯爵に喰われた。しかしその記憶はアレンの中に宿り、復活の時をずっと待ち続けている。ただ彼にとってアレンは単なる宿主以上のなんでもなく、乗っ取ることに些かの躊躇いも持ち合わせてはいない。また伯爵に敵対しているとはいえノアの一族であることに変わりはなく、イノセンスへの敵対心は依然として存在する。とはいえノアメモリーを持っていないので、世代を超えて転生することはできない。強かで勝気な性格で、荒っぽい行動が目立つが計算高い一面もある。彼の最終目的は千年伯爵を殺し、自らがその地位に取って代わる事。

ノア #22〜

 暗黒の三日間の際、方舟によって大洪水を逃れた人類最古の使徒。全部で13人おり、千年伯爵を除く12人で第2人類の祖先となった。7千年前の事件(詳細は不明)でイノセンスを異常なまでに憎悪しており、その感情はメモリーを受け継いだ子孫に脈々と受け継がれている。

ノイズ・マリ #30〜

 ティエドール元帥の弟子で、オーストリア出身のエクソシスト。イノセンスは「聖人ノ詩篇(ノエル・オルガノン)」。7月15日生まれ、蟹座のO型。趣味は音楽鑑賞(主にクラシック)、筋トレ、森林浴。好きなものは銅鑼焼き、雨や川の音、仲間たちの生活音。嫌いなものは罠、アクマのノイズ。起床直後の日課は、教団の皆の音を聞く事。神田とは第六研究所で出会って以来、気の合う友人同士である。9年前に戦闘不能となり第二使徒計画の被験者にされたが、神田の血液に二度も救われて生き延び、研究所壊滅後に師に神田を紹介した。物静かな性格の巨漢で、数々の戦いを乗り越えてきた歴戦の強者である。なお盲目は生来のものではなく、任務中にアクマとの戦いで失ったものらしい。盲目であるが故か聴覚が非常に発達しており、常人では聞き取れないような微かな音も聞き逃さない。常に装着している科学班特製の拡聴器(設計にはバクも参加)を使えば、数km先の声の主まで聞き分けられる。楽器や歌が得意なクロウリーとは話が合うようで、よく音楽の話をしているらしい。

バーバ #206〜

 マザーの使用人で、英国出身の黒の教団協力者(サポーター)。8月31日生まれ、乙女座のO型。趣味は芸、釣り、歌。好きなものはマザーの世話、墓守業、クロス、アレン。嫌いなものはピクルス。クロス元帥が連れて来たアレンを事のほか可愛がり、アレンと一緒にピエロの舞を舞うのを夢見ていた。外見とは裏腹に子供っぽく、朗らかな性格。

バク・チャン #59〜

 黒の教団に所属する魔術士で、中国出身のアジア区支部長。11月11日生まれ、蠍座のA型。趣味はリナリーの隠し撮りや写真収集、教団本部を時々覗きに行くこと。好きなものはリナリー、封印の扉の間、勉強、ウォン、自分の顔、ズゥ特製の薬草粥。嫌いなものは蛇、理不尽な暴力、迷路、蕁麻疹、ルベリエ。起床直後の日課は、ウォンが淹れた茶を飲み髪を整えてもらい綺麗にアイロンがけされた服を着る事。チャン家の生まれというエリート的な血統故に、支部の守り神の力を操作する能力を持つ。由緒ある家柄のお坊ちゃまなので普段は厳粛な態度をとっているものの、気心の知れた相手だとプライドの高い自信家としての本性が出てしまい一人称も「オレ様」になる。その一方で感受性が強く純情な面もあり、涙脆さを垣間見せることもしばしば。母親の期待もあり幼い頃から頭脳明晰で、科学者としての才能もずば抜けていた事から未来の室長候補と目されていたというが、コムイにその座を奪われたため内心かなりの敵対心を抱いている(リナリーの事も無関係ではない)。また極度の方向音痴であり、あまりにも広すぎる支部内で2週間迷子になり、危うく餓死しかけた事がある。ちなみに極度に興奮すると、蕁麻疹が出てしかも発熱するらしい。

バズ #8〜

 黒の教団に所属している、探索部隊(ファインダー)の一人。最近仲間を失ったらしく、ずっと悲嘆にくれている。しかしそれが神田のカンに触り、食堂において一騒ぎ起きる事になった。

バルナベ・マルタン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ハワード・リンク #135〜

 ドイツ出身の中央庁特別監査官で、ルベリエの腹心。12月29日生まれ、山羊座のAB型。趣味は暗記、お菓子作り、読書、チェス、ルベリエの役に立つこと。好きなものは規律、ルベリエ、ルベリエ手製の菓子、第三エクソシストとなった仲間たち、子供、イギリス紅茶。嫌いなものは冗談、殺し合い、暗殺、拷問、だらしのない生活。好きな言葉は「努力に勝る天才なし」。起床直後の日課は、書類仕事と所持金を数えるアレンの監視。幼少時に親を失い、似た境遇だったマダラオたちと知り合う。その後生きるために教団の暗部へと引き取られ、鴉の一員となった(中央庁所属となった経緯は不明)。日本における激戦終了後ルベリエと共に教団を訪れ、命令に従ってアレンの監視任務につく。その最中隠されたものの襲来に遭い、なんとかアレンを逃がすものの瀕死の重傷を負う。ズゥ老師の癒闇蛇で辛くも命を取り留めるが、隠されたものに襲われた記憶を失い癒闇蛇の術者としての宿命を負う事になった。またルベリエの策略で彼は死亡した事になっており、それを利用して表向きネアの協力者として振る舞い、何者からもネアを守り抜くよう厳命を受ける。ただ彼が命令に従うのは、アレンの行く末を見届けたいという思いによる。非常に真面目で礼儀正しい、言い換えれば堅苦しい性格で、どんな時でも仕事を第一に行動する。「鴉」の一員でもあるため高い身体能力を持ち、腕には緊急時用に仕込みナイフが隠されている。チェスの腕はプロ級なほか、ルベリエを慕う一心で菓子作りを始めたところ予想外に自分も嵌まり込んでいる。

パング #19〜

 イノセンス奪取のためにベルリーニに派遣された、レベル2のアクマ。「パングヴォイス」という超音波を放ち、生物の脳を直接揺さぶって攻撃する能力を持つ。

ビーチャム #220〜

 黒の教団に所属している、探索部隊(ファインダー)の一人。少数の隊を率いる隊長で、アレンを裏切り者と断じ捕縛すべく動く。

ピエロ #8〜

 イノセンス奪取のためにマテールに派遣された、レベル1のアクマ。仲間の2体と共に探索部隊の結界装置に捕らえられたが、レベル2に進化する事で脱出、探索部隊を全滅させるほどの力を手に入れる。外見や言動の割には知性が高く、神田を罠に嵌めるほどの知能を有する。皮膚が写し紙になっており、対象の姿や武器などを写し取る能力を持つ。写し取った姿や武器は左右逆になっているのが特徴で、その皮膚を剥ぎ取って別のものに被せる事も可能。

ファニー・ルルー #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ファン #45〜

 中国に住んでいる少女。家族皆で倒れていたスーマンを介抱していたが、皮肉な事にそのせいで咎落ちに巻き込まれる。

フィードラ #187〜

 エジプト出身で、「蝕(フィードラ)」を司るノアの第6使徒。12月31日生まれ、山羊座のB型。趣味は絵日記。好きなものは紙、色鉛筆、綺麗な色。嫌いなものは日記を捨てられたり失くしたりすること。のんびりした性格で教養もさほど無い(会話も拙い)が、戦闘や監視任務など様々な局面で活躍する。舌に寄生させた寄生蟲(ポワズ)を操る事ができるほか、腹に巨大な口を持っている。

フェデリコ #170〜

 ロンドンにある教会の司祭を務める、英国出身の黒の教団協力者(サポーター)。12月25日生まれ、山羊座のA型。趣味は慈善事業。好きなものは子供、嫌いなものは不規則な生活。方舟の28番ゲート出口を管理している。

フェデリコー・フラー #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

フェルディナン・ベルリオーズ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

フォー #57〜

 黒の教団アジア区支部の番人で、支部全体を結界で守っている守り神(封神)の一部。バクの曽祖父が造った支部の守り神から派生した一種の結晶体で、設立時からずっと教団を見守り続けている存在。趣味はバクいじり、団員を驚かせること、お喋り。好きなものはお節介、歴代チャン家の当主たち、アジア支部、人間、戦闘。嫌いなものは礼儀を欠く人、人の死、別れ。普段は封印の扉の中におり、彼女が望まない限り会う事は出来ない。竹林で倒れていたアレンを発見し、支部へ連れ帰った。守り神らしく自信家で尊大な態度を取るが、意外に面倒見のいい一面もある。身体能力がかなり高く、戦闘時はその機動力と大鎌に変化させた両腕を武器に戦う。普段は少女の姿をしている(守り神システムを作ったバク支部長の曽祖父の亡き娘がモデル)が、思い通りの姿への擬態も可能。ただ実体化するにはかなりの集中力を要するため、眠くなったりして集中が途切れると実体化も困難になる。

ブックマン #27〜

 クロス元帥の部隊に配属となる、エクソシスト兼ブックマン。イノセンスは「天針(ヘブンコンパス)」。8月5日生まれ、獅子座のA型。趣味は髪の毛の手入れ、頭皮ケア、薬草調合、煙草収集。好きなものはプリン、美女、転寝、格闘技。嫌いなものはバナナ、後継者を失う事。国籍不明な上、本名はブックマンを継いだ時に消去されている。如何なる時もブックマンとしての使命に忠実で、それ故に冷血漢に見られる事も多い。35年前までは現在と立場を異にし、ノアの側に付いていたためネアとも浅からぬ因縁がある。後継ぎとしてラビの面倒を見ているが、まだまだ未熟な点が多いと見ており、今のところ使命を譲る気は無いらしい。なおいつ頃のことかは不明だが、以前に後継者を失った事があるという。初めて教団を訪れる前から自分とラビがイノセンスに適合できると知っていたようだが、理由などの詳細は不明。鍼術の心得があり中国に太古から伝わる針治療のプロだが、極度のヘビースモーカー。「時の破壊者」と預言を受けたアレンに興味を持ち、コムイに頼み込んでクロス部隊に入った。外見からラビには「パンダ」と呼ばれているが、大いに不満な様子。

ブライアン #207〜

 黒の教団本部に所属する科学班メンバー。

ブライム・オートゥイユ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

フランツ #31〜

 クロウリー城付近の村の住人。アレンたちと共に敷地に侵入した時、真っ先にクロウリーに襲われて絶命した。しかし、その正体はアクマであったため、当の本人はとっくに亡くなっていたものと思われる。

ブリジット・フェイ #170〜

 黒の教団室長補佐役に任命されてきた、ドイツ出身の元中央庁事務官。12月24日生まれ、山羊座のO型・趣味は筋トレ、カリグラフィー。好きなものは効率化や太眉、嫌いなものは逃亡したコムイの捜索。時間に厳しい凛とした才女で、何かとサボりがちなコムイに仕事をさせるべく厳しい予定管理を行う。

ブルーノ・マイトナー #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

フローリー・リンガー #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

フロワ・ティエドール #29〜

 黒の教団に所属するエクソシスト元帥で、フランス出身の元画家。イノセンスは「楽園ノ彫刻(メーカー・オブ・エデン)」。4月19日生まれ、牡羊座のO型。趣味はスケッチ、ヘブラスカとのお喋り。好きなものは芸術、弟子達、自然、世界。嫌いなものは数字、歪なもの、クロス元帥。起床直後の日課は、鍛錬中の神田をスケッチすること。弟子達を実の子同然に思っており、特に教団本部にいる時は呼びかけが子供に対する呼び方に変化する(例:神田→ユーくん)。戦いを嫌い芸術を愛する穏やかな性格で、感受性が強く涙脆いものの異様に勘が鋭い。しかしいざ戦いになると驚異的な戦闘力を発揮する上、教団一と謳われる防御力を誇る。

ペーター #19〜

 ベルリーニの街に住んでいる少年。ミランダをからかう事が日課であるらしく、ウンコを投げつけるなどの嫌がらせを毎日行っているらしい。

ベネット #214〜

 マナの症状について話し合っていたらしい、キャンベル家の関係者。詳細は不明。

ベネディッタ・ルノラータ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ヘブラスカ #6〜

 イノセンス保管場所(彼女の体内)の番人を務めている、黒の教団創設時から存在する英国出身のエクソシスト。イノセンスは「石箱(キューブ)」。趣味はコムイや仲間とのお喋り。好きなものは教団、嫌いなものは中央庁、日光。ルベリエ家から神に捧げられた「聖女」であり、優に百年以上もの時を生きている。とはいえ肉体は随分と前に朽ち果て、現在は魂と精神のみの存在(体に見えるものは、イノセンスの光で象られた幻影のようなもの)。かつて人造使徒計画に加担させられていたため、結果として多くの血縁者を咎落ちにしてしまう事となり、今でも酷く負い目を感じている。前述のように実体を持たないので、有事の際には石箱の中に入る事も出来る。ちなみに教団に新しく入るエクソシストは全員、彼女がイノセンスを調べて預言を与える事になっている。

ボーンズ #159〜

 シェリルの国の首相。シェリルの休戦協定破棄を受けて、××国との開戦を宣言する。

ボネール #172〜

 パリに住んでいるフランス出身のオカマで、怪盗Gにさせられた被害者たちのボス。11月21日生まれ、蠍座のA型。趣味はヨガ、キックボクシング、メイク。好きなものはリーバー、恋の駆け引き、インテリ。嫌いなものはジェリー。半年前に逮捕されて以来、ずっと収監され続けている一番の古株である。囚人たちの間では「姉さん」と呼ばれており、Gの正体に彼なりの結論を出している。怪盗G事件解決後、リーバーに一目惚れしたこともあり探索部隊(ファインダー)として入団する。

マーク・バロウズ #171〜

 黒の教団本部に配属されてきた、インド出身で元中央庁科学室所属の科学班第三班班長。8月13日生まれ、獅子座のA型。趣味は整理整頓。好きなものは数学、嫌いなものは不潔なもの全般。部下ともども臭いには敏感な性質で、除菌スプレーを常備しているほど。

マーシーマ #187〜

 スペイン出身で、「恤(マーシーマ)」を司るノアの第7使徒。8月4日生まれ、獅子座のO型。趣味はハーブティーの飲み比べ。好きなものは子供の世話、嫌いなものは煩い音楽。大柄で頑強な体躯に見合う高い格闘能力を持ち、常にサングラスをかけている。一つしかない急所が彼の唯一の弱点だが、それがどこなのかは誰も知らない。

マーチン #169〜

 かつては名を馳せていたと思われる、チェスのチャンピオン。イノセンスが変化した指輪を持っていたらしく、その影響で死後も対戦相手を求めて右手首のみで彷徨っている。姉が一人いる。

マービン・ハスキン #5〜

 黒の教団に所属している、南米支部出身の科学班メンバー。喫煙者。

マイトラ #187〜

 「能(マイトラ)」を司るノアの第13使徒。6月9日生まれ、双子座のA型。趣味はネズミの世話。好きなものは暗闇、嫌いなものは食事。裏方全般を引き受ける技術担当であり、守化縷や方舟も彼が作ったもの。千年伯爵をも超える技術力の持ち主だが、人見知りで常に覆面で顔を隠している。いつも方舟の暗い作業場に引き籠っていて、ほとんど外には出ない。

マオサ #76〜

 天晋楼で働いているアニタの部下で、中国出身の黒の教団協力者(サポーター)。7月1日生まれ、蟹座のA型。趣味は木彫り。好きなものはビールやマホジャ様、嫌いなものはトマトやきつい香水の匂い。エシとの戦いで辛くも生き残り、クロス部隊と共に日本に上陸して命懸けで彼らの援助を行う。方舟騒動終了後はエクソシストとなる後輩のチャオジーを心配し、探索部隊(ファインダー)に志願する。

マザー #206〜

 クロス元帥のパトロンで、英国出身の黒の教団協力者(サポーター)。1月23日生まれ、水瓶座のB型。趣味はポーカー、家庭菜園、釣り。好きなものは酒、自家製煙草、バーバ製イングリッシュガーデン。嫌いなものはクロスが背負っているもの。マナを浄化した後のアレンは、心の傷が癒えるまでを彼女の家で過ごした。幼いアレンの養育にてこずるクロスを叱咤し、アレンにポーカーを教えた師でもある。ネアに関する一連の事情を知っており、クロス元帥が弱音を吐ける数少ない人物。

マシュー #172〜

 ハースト孤児院で養われている孤児の一人。

マシュー #187〜

 黒の教団本部に配属されてきた、元中央庁科学室所属の科学班第二班メンバー。強い精神力を持ち、班長であるレゴリーの助手を務めている。

マダラオ #180〜

 リーバーの護衛として妹テワクと共にパリに赴いた「鴉」の一員で、ドイツ出身の第三エクソシストの一人。9月2日生まれ、乙女座のA型。趣味は目を閉じて風を感じること。好きなものは沈黙、暗殺、使命。嫌いなものは感情、無駄死に。第三エクソシストのリーダー格で、感情的な面はまず見せない。冷静且つ寡黙な性格で、状況に応じて的確な判断を下せる。アルマを巡る一連の戦いに巻き込まれた末、伯爵の手に落ちる。

マチルダ・ケアホルム #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

マナ・ウォーカー #3〜

 ネアを喰った後にそのことを忘れ、ネアを探して彷徨い続けていた旅芸人。趣味は夕焼けを眺める事、ヘンな顔、裁縫。嫌いなものは悲しみ。エディンストンに来ていたガーベイサーカス団で臨時雇いされた時にアレンと出会い、その年のクリスマスに彼を養子とする。旅芸人として各地を渡り歩きつつ、アレンに様々な大道芸を仕込んでいった。亡くなった経緯は不明だが、この時にアレンが千年伯爵の誘いに乗ってしまったため、魂が魔導式ボディに捕まってアクマとなってしまう。アレンに襲い掛かるが「神の道化(クラウン・クラウン)」が自動的に発動、ボディは破壊されアレンを殺さずに済んだ。その後、「お前を愛している」という言葉を残して成仏した。ネアの言葉として覚えていた「立ち止まるな」「歩き続けろ」の2語を信条としていたらしく、いつもアレンに言い聞かせていた模様。

マナ=D=キャンベル #214〜

 千年伯爵から生まれた分身の片割れで、生前のネアとずっと一緒にいた唯一の人物。覚醒前はごく普通の人間と同じで、義母カテリーナやネアと幸せに暮らしていた。ネアの覚醒と同時に彼も伯爵としての使命を思い出し、苦悩しながらも二人でノアの一族と殺し合い逃亡生活を続けていく。だが35年前にとうとうネアを喰い殺し、伯爵として復活を遂げた模様(覚醒前の顔と記憶は、二度と思い出さないようにと自分で潰した)。

マホジャ #46〜

 天晋楼で働いているアニタの側近で、中国出身の黒の教団協力者(サポーター)。8月24日生まれ、乙女座のO型。趣味は武術。好きなものはアニタ、嫌いなものは料理。高度な武術の心得があり、普段は店の用心棒のような仕事をしている。主人であるアニタに絶対の忠誠を誓っており、いかなる時もアニタと共にある。

マリエ・ルイース #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

マルク #1〜

 2年近く前まで、英国のとある町の教会に住んでいた牧師。両親を早くに亡くしたヘッセ姉妹をいつも励まし、助けていたという。いつしか姉のクレアと恋仲になり、結婚して幸せな生活を送っていた。ところが、不慮の事故によってクレアは亡くなり、悲しみのあまり神を信じられなくなって絶望の日々を送る事になる。そんな時に千年伯爵が現れ、妻を甦らせてやるという話を持ちかけてきた。彼は喜んでその話を承諾したが、その直後にクレアはアクマにされ、彼は殺されて皮だけとなってしまった。

マルコム=C=ルベリエ #135〜

 名門ルベリエ家の筆頭で、英国出身の中央庁特別監査役長官。1月22日生まれ、水瓶座のB型。趣味はお菓子作り、料理本収集、家庭菜園、養蜂。好きなものは権力、散髪、ハーブティー、私の黒き羽、フランス紅茶。嫌いなものは情、聖戦、ヘブラスカ、行儀の悪い人、無駄が多い人。起床直後の日課は、ハーブティーを淹れて頭痛薬を飲み身支度を整えること。方舟の一件に関する詳細な報告を聞きに、黒の教団を訪問する。というより定期的に行なわれる教団幹部からの報告を受ける、中央庁と教団の橋渡しをしている人物。重要な任務に付いているだけあって、教皇や枢機卿に次ぐ権限を持つ。非常に厳格で伯爵との聖戦に勝利するためには手段を選ばず、常に情け容赦一切無用の決定を下す。威厳の象徴のような風貌と蛇を思わせる鋭い眼力は、教団幹部をもビビらせるほど。その一方で恩師のズゥの容態を案じる一面もあり、趣味の菓子作りなどはズゥに影響されてのことである。新しく考えたレシピを纏めた本は、子供やご婦人に人気があるのだとか。「奏者の資格」及びネアとの関連からアレンを危険因子と見なしているが、本心ではアレンなどどうでもよくネアを利用して世界の命運を掌握しようと考えている。秘密裏にクロス元帥と密約を交わしており、その際に聞いたクロスの考えが行動の指針になっていると思われる。かつて幼いリナリーを教団へ連行し、トラウマを植え付けた張本人。ちなみに既婚者だが、妻に関する詳細は不明。

ミランダ・ロットー #19〜

 クロス元帥(後にクラウド元帥)の部隊に配属となる、ドイツはベルリーニ出身のエクソシスト。イノセンスは「刻盤(タイムレコード)」。1月1日生まれ、山羊座のO型。趣味は自己分析、イノセンスの訓練と勉強、体力作り。好きなものは洋梨、料理長の栄養ドリンク、仲間とのお喋り、裁縫。嫌いなものは過去の自分、役に立てない自分、癖毛。好きな言葉は「七転び八起き」。起床直後の日課は、ジェリーから貰った口紅を付けるかどうかで小一時間ほど悩む事。小さい頃からベルリーニの街に住んでいたが、何をやっても失敗続きで上手くいかず、どんどん性格は暗くなって不幸の代名詞として子供たちにすらバカにされていた。そんなある日に古道具屋で「刻盤」の入った古時計に惹かれて購入、何気なく時計に「明日なんて来なくていい」と願ってしまう。それ以来街では10月9日が延々繰り返される事になり、知っているのは彼女だけという奇怪な状況に陥ってしまった。原因に気付かないままノイローゼになりかけていたが、アレンたちの来訪とロードとの戦いで適合者として目覚める事になる。以後は黒の教団を訪れて正式にエクソシストとなり、なけなしの勇気を振り絞って仲間たちと任務に赴く。失敗を恐れる怖がりで臆病な性格はエクソシストになっても変わらず、事あるごとに後ろ向きな言動が目立つが、苦難を乗り越えるに連れて皆の役に立ちたい思いの方が勝るようになってきている。生い立ちの不幸もあって身体能力はからきしだが、10日は寝なくても大丈夫という微妙な特技(忍耐力?)を持つ。持久力を補う目的で飴を持ち歩いており、ミント系の味を好む模様。

モア・ヘッセ #1〜

 英国のとある町の警察官で、階級は巡査。9月16日生まれ、乙女座のA型。趣味はクリケット。好きなものはお風呂、嫌いなものは迷信や犯罪者。クレアの妹であり、姉の結婚を心から祝福していた。小さい頃に強盗に両親を殺されており、警察官になってその強盗を捕まえるのが夢であったという。不慮の事故で妻を失ったマルクを気遣い、自宅で抜け殻のようになった彼をアクマとは知らずに世話している。同僚のチャールズとは対照的に、正義感が強く勇敢でオカルト的なものは一切信じていない。

モモ #21〜

 ティキたちと行動を共にする、鉱山労働者の元孤児。常にニット帽を被っている。ティキ同様にトランプのイカサマはプロ級。

ヤコブス・クレス #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ユリアン・リンガー #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ヨッシー #5〜

 作者のお気に入りで、担当Y氏を動物にしたウサギキャラ。色々な場面でちょくちょく見かける事が出来る。

ラビ #26〜

 クロス元帥の部隊に配属となる、エクソシスト兼ブックマンの跡継ぎ。イノセンスは「鉄槌」。8月10日生まれ、獅子座のO型。趣味は読書、情報収集、ストライク。好きなものは焼肉、睡眠、祭、ダンス、人間。嫌いなものはワサビ、自分の笑顔、人間。好きな言葉は「一期一会」、好きな色はオレンジ。起床直後の日課はブックマンを起こす事。様々な異種族の血を引いており、国籍は不明。6歳の頃、誰も知らない事実を知れるというだけでブックマンになる事を受け入れた。正確な名前はその時に捨ててしまったため、今の名はブックマンを正式に継ぐ時までの偽名に過ぎない。前の記録地ではディックと名乗っていたらしく、これは48番目の偽名であったという(つまり、今は49番目)。争いばかり続けている人間にずっと失望していたが、アレンたちと出会って少しずつその思いが変わり始めている様子。高い社交性を持つ気さくな性格で、普段からへらへらしているほか、割と惚れっぽい所がある。持ち前の記録・検索能力もあってブックマンとしての使命には基本的に忠実なのだが、仲間を大事に思うあまり感情的になり過ぎて、たまに我を忘れて暴走しかける事がある。そのたびにブックマンに釘を刺されているが、彼自身自分の使命と仮初の居場所に過ぎない教団との板挟みになっており、終始悩み続けている。常に右目に眼帯(科学班特製の速乾性抗菌済み防臭眼帯)をしているが、その理由は不明。生き残るために武術や医術を始めとした様々なサバイバル能力を仕込まれてきており、生身での戦闘能力もかなり高い。基本的にオールラウンダータイプでどんな武器も扱えるが、強いて言うなら棒術が好みらしい。

ララ #8〜

 500年前にマテールの住人によって造られた、踊りを舞い歌を奏でる快楽人形。趣味は歌唱。好きなものはグゾル、嫌いなものは世間。イノセンスを基に造られているため、動力はほぼ無限大である。元々人々が絶望を忘れるために造られたのだが、人々は彼女に飽き、町を捨て移住してしまった。置いていかれた彼女は一人町に残り、自分を受け入れ役目を果たさせてくれる存在を探し続けた。ところが迷い込んでくる子供達は、「歌はいかが?」と聞いているだけにもかかわらず「化け物!」といって襲い掛かってきたため、その度に殺していった。しかしグゾルだけは違い、恐れずに歌を所望してきたのである。それ以来80年、ずっと彼と共に過ごし続け、彼の寿命が尽きるその瞬間まで一緒にいる事を望んでいる。

リーゼ・ローレンツ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

リーバー・ウェンハム #5〜

 黒の教団に所属している、オーストラリア出身の科学班第一班班長。9月8日生まれ、乙女座のA型。趣味は射撃、クロスワードパズル、マラソン。好きなものはコーラやレモンソーダ等の炭酸飲料、数学、言語学、科学班、リナリーお手製のレモンティー。嫌いなものは酒、煙草、仕事をせず行方を晦ます上司、コムリンシリーズ。好きな言葉は「細き流れも大河となる」。起床直後の日課は、力尽きた部下に毛布を掛けていく事。今は本部で働いているが、元々は中東支部にいたらしい。真面目で頼りがいがあり、頼まれると断れない面倒見の良さから、部下からの信頼は厚い。また彼自身も、部下や仲間を非常に大切に想っている。故に女性団員からの人気も大変なもので、ジェリーが会長を務めるファンクラブまで存在する。性格の良さが災いしてか、いつもいつもコムイに振り回されて文句ばかり言っているが、心中では大変に尊敬している。専門は化学・数学・言語学。ただ最近、ちょっと本気で転職を考えていたりする。

李佳 #60〜

 黒の教団に所属する、中国出身のアジア区支部科学班メンバー(見習い)。2月17日生まれ、水瓶座のA型。趣味はゲーム、ランニング。好きなものはリナリー、同期の二人との友情。嫌いなものは牛乳、掃除。一見お調子者に見えるが、リアリストで意見ははっきり言う新米科学者。リナリーに一目惚れしてしまい、傍にいたいがために本部勤務を強く希望する。

リシャール・ヴェイユ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

リナリー・リー #5〜

 黒の教団で科学班室長助手も勤めている、中国出身のエクソシスト。イノセンスは「黒い靴(ダークブーツ)」。2月20日生まれ、魚座のB型。趣味は料理、科学班の手伝い(飲み物の差し入れ含む)、コーヒーとお茶の勉強。好きなものはチョコレートケーキ、コムイ、教団の仲間、勉強、可愛い靴。嫌いなものは自己犠牲、神様、イノセンス。好きな言葉は「おかえり」。起床直後の日課は、科学班に顔を出してからコーヒーを入れる事。幼い頃に両親をアクマに殺されて孤児となり、兄のコムイと共に必死で生きていた。ところが6歳の頃にイノセンスの適合者だと判明、すぐに兄と引き離されルベリエらに教団本部に連れて行かれた。外出の自由すらなく、9歳頃には牢獄のような個室で廃人になりかけたが、兄が教団に入ってくれた事で何とか正気を保つ事が出来た。それからは本格的にエクソシストとして訓練を積み、兄のために戦う事を決心したという。なお彼女にも師匠と言える元帥がいたが、成熟する前に亡くなってしまったらしい。明るく優しい性格で、誰とでも仲良くなれるタイプ。特にジェリーとは、数少ない女心の理解者として仲が良いらしい。一度決定した意思は何があっても覆さない心の強さを持つほか、仲間を大事に想うが故に命を失うような無謀な行動は何をおいても制止する。彼女にとっての世界とは周囲にいる仲間たちの事であり、その内の一人でも欠けるという事は、世界の一部が滅びる事と同義なのである。イノセンスの性質ゆえか、尋常ならざる体術を身に付けており、単なる肉弾戦でも相当の腕前を誇る。

リリー・シェンヌ #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ルイーズ・ニコラ・ルドゥー #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ルイジ・フェルミ #135〜

 黒の教団に所属する、トルコ出身の中東区支部長。5月19日生まれ、牡牛座のA型。趣味はラジオ。好きなものは推理小説、嫌いなものはトラブル。眠たそうな目と赤みを帯びた鼻が特徴的な人物で、他人を気遣う優しい心の持ち主。

ルシア #222〜

 北欧出身で、旧キャンベル邸に住んでいる少女。6月12日生まれ、双子座のB型。趣味は読書。好きなものはジョー先生、ウルキャンピー。嫌いなものはナーガのモノマネ。ブックマンの使命を知っており、一族の将来を案じている。

ルル=ベル #18〜

 フランス出身で、「色(ラストル)」を司るノアの第12使徒。2月22日生まれ、魚座のAB型。趣味は気ままな散歩、千年公の膝枕で寝る事、千年公の観察。好きなものはミルク、飼い主である千年公、千年公の笑顔。嫌いなものは掃除機、千年公の悲しい顔。千年伯爵の事を「千年公」ではなく主人(あるじ)と呼び、千年公からもらったリボンを非常に大切にしている。常日頃から冷静沈着で無表情であり、仕事の時もそれは変わらず淡々と任務を遂行する。といっても別に無感情ではなく、千年公への献身に何よりの喜びを感じている。教団に奪われた魔導式ボディ生成工場を取り戻し、クロス元帥に減らされた守化縷の補充を行うべく、アンドリュー支部長を殺して成り代わり本部に潜入。頃合を見て本性を現し、無数のレベル3のアクマを召喚する。あらゆる万物に化けられる「変身」の能力を持ち、全身でも体の一部でも思うままに姿形を変えられる。戦闘の際には体の一部や全体を武器として、実に多種多様な戦い方が可能となる。ただ衣服は彼女の体ではないので、元の姿に戻っても衣服までは戻らない。

レオ #2〜

 英国のとある町に住んでいた少年で、ジャンの親友。ジャンからアクマの事を聞かされて興味を持ち、二人で千年伯爵とアクマの探索パトロールを行っていたらしい。母親を亡くした事がショックでずっと塞ぎ込んでいたが、葬式の日に伯爵が接触してきて母を甦らせてやるといわれ、正気を失っていた彼はその話を承諾してしまった。その結果、母はアクマとなってしまい、彼は殺されて皮だけとなってしまっている。

レオナー・エイルマン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

レゴリー・ペック #171〜

 黒の教団本部に配属されてきた、英国出身で元中央庁科学室所属の科学班第二班班長。2月7日生まれ、水瓶座のAB型。趣味はオペラや観劇、好きなものは美女。嫌いなものはトロい奴、科学班第一班。プライドが高く、間違ってると思う事は正さないと気が済まない性格。ただし、かなり女好きな様子。

レズリー #158〜

 シェリルの国と長い間争っている、××国の外務大臣。国を想う愛国者だったようだが、恐らくは大切な者の死によってアクマと化してしまった。シェリルの思惑通り、休戦協定を破棄して戦争の火蓋を再び切る手駒となる。

レニー・エプスタイン #135〜

 黒の教団に所属するサーリンズの娘で、アメリカ出身の北米区支部長。3月29日生まれ、牡牛座のB型。趣味は筋トレ、射撃、ジグソーパズル。好きなものは蛇、トゥイ、ズゥ、研究。嫌いなものはしいたけ、千年伯爵、アクマ、血。とても筋肉質で体格が良く、女性ながら男顔負けの行動力を持つ。若い頃はトゥイに憧れる努力家で教団の負の遺産を嫌っていたが、第二使徒計画や本部襲撃事件を経て考えが一変。ルベリエの依頼により魔導式ボディ生成工場(卵)の解析を行い、かつて自分も父の補佐として関わっていた人造使徒計画を蘇らせ、第3エクソシストを実用化させる。

レロ #1〜

 千年伯爵がいつも持ち歩いている、先端にカボチャがついた傘のゴーレム。長さ87cm、直径90cm。趣味はお喋り。好きなものは千年伯爵、嫌いなものはエクソシスト。人語を喋り、ある程度は自分の意思で行動する事も可能。移動時の最高速度はティムキャンピーに匹敵するほか、伯爵の意志によって巨大な鉈などの武器に変形する事もある。気ままなノアの言動をよく注意したり諌めたりするが、立場が弱いのかほとんど聞き入れてもらえず逆に振り回されてばかりいる(特にロード)。

蝋花 #60〜

 黒の教団に所属する、中国出身のアジア区支部科学班メンバー(見習い)。3月20日生まれ、魚座のO型。趣味は読書、妄想。好きなものはアレン、恋愛小説。嫌いなものは虫全般、癖毛、中央庁。純真で素直だがかなり天然なドジっ子で、アレンに一目惚れしてからは妄想癖まで現出した。アレンが来ると分かった時は、必ずみたらし団子を用意して待っているほどである。アレンの傍にいたいがために、李佳と共に本部勤務を強く希望する。

ロード・キャメロット #18〜

 「夢(ロード)」を司る第9使徒で、千年伯爵のお気に入りでもある現ノアの長子。シェリルとトリシアの養女なので、ティキは義叔父に当たる。6月20日生まれ、双子座のB型。趣味はアクマイジメ、(主に伯爵への)悪戯、オシャレ、かわいいもの収集。好きなものはお菓子(特にキャンディ)、千年公(と過ごす時間)、アレン(を困らせる事)、ノアファミリー。嫌いなものは人間、ハートの者。好きな言葉は「アレンの困った顔は蜜の味♪」。起床直後の日課は、ティキの顔にイタズラ書きをする事。ノアの方舟無しで空間移動を行える特別な存在で、35年前からずっと転生せずにいるためか、方舟の「奏者」たる資格も保有している。当初ベルリーニの街に現れ、遊び半分でアレンたちにちょっかいをかける。伯爵からアレンの事を聞いて興味を持ち、色々と弄ってみたくなったらしい。以後は何故かキスまでするほどにアレンの事を気に入っている(それまでは、伯爵以外とキスした事は皆無だったという)。伯爵に資金を出してもらい、人間の子供に混じって超お金持ち学校に通っている。基本的には子供らしい素直で天真爛漫な性格で、伯爵が寝てる隙によくレロを持ち出して遊び回っている。しかし同時にノアとしての本能にも忠実であり、選民意識が強い事もあって殺人に何の躊躇も無い残酷な一面もある。ただ伯爵や自分と同じノアの一族はことのほか大事にしており、この上ない愛情をもって接する。彼女自身の夢の世界と現実世界を繋げる能力を持ち、空間移動を自在に行えるのはその能力による。戦闘時には敵を夢の世界に閉じ込めて、心理的に散々いたぶって心を壊してしまうのが大好き。そして彼女の本体は彼女しか知らない場所にいるため、仮初の体に何をしても彼女にダメージを与える事はできない。また大量の鋭利な蝋燭を使って物理攻撃を仕掛けたり、透明なサイコロ形をした強固なバリアで敵を閉じ込めたり、夢を媒介に第三者の精神同士を繋いだりと、実に多彩な能力を持つ。

ローレンス・ダイオン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ろくじゅうご #5〜

 黒の教団の科学班によって製造された、科学班第一班付きの侵入者探知ロボット。製造月日は6月5日、双子座。趣味は教団本部内散策。好きなものは子供、嫌いなものはコムリン、コムリンU。額に65と書かれており、お化けのような外見をしている。普段は敵の侵入を防ぐため、常にホログラフィで本部周辺を監視している。役目上監視室にいる事が多いが、ホースのようなもので接続されていて本部内であれば行動範囲に制限は無い。面倒見が良く科学班の仕事を手伝う事が多々あるほか、普通に会話も出来る。

ロジェ・アルダン #164〜

 かつて教団によって強制連行され、人造使徒計画の犠牲となった人物の一人。

ロブ・ニール #5〜

 黒の教団に所属している、オーストラリア出身で元オセアニア支部所属の科学班第一班メンバー。10月2日生まれ、天秤座のO型。趣味は水泳、押し花。好きなものはリナリーの笑顔や博物学、嫌いなものはリナリーを邪な目で見る男。リナリーを娘のように可愛がっており、かつては勉強も教えていた。リーバーの愚痴をよく聞いてやっているらしい。

ワイズリー #187〜

 英国はロンドン出身のホームレスで、「智(ワイズリー)」を司るノアの第5使徒。2月4日生まれ、水瓶座のB型。趣味は他者の脳の覗き見、ゴミ箱漁り、睡眠。好きなものは日向ぼっこ、千年公、食事直後の睡眠、ティキとの釣り、ガマ子。嫌いなものは風呂、歯磨き、散髪、食事のマナー、運動。好きな言葉はティキの「飯食いに行こうぜ!」、嫌いな言葉はシェリルの「お風呂入りなさい!」。起床直後の日課は、お風呂に入れようとするシェリルとの追いかけっこ、もしくは二度寝。先代が35年前にネアに殺された際、記憶に深いダメージを受けてしまい他のノアに比べかなり遅く転生した。覚醒後は紆余曲折を経て、キャメロット家の養子に収まっている。主に情報収集の役目を担っており、それは額にある魔眼と呼ばれる3つの眼で行う。対象の脳を覗く、対象の脳に物理的圧力を掛ける、対象の脳波を第三者とリンクさせる、現在・過去・未来の五次元同時透視といった多彩な能力を扱える。中でも五次元同時透視の範囲は全世界に及び、膨大な情報の中から必要なものだけを取捨選択できる。ただ発動時は自身の脳にも多大な負荷が掛かるので、強いショックを受けたり一定期間発動し続けたりすると激しい頭痛に見舞われ、文字通り何もできなくなってしまう(無能タイム)。また魔眼をもってしてもネアに関することは見通せないため、彼が何を成すのかを不安視している。少々大雑把な性格で、戦闘能力は低く直接戦闘は苦手。魔眼発動時は教養が高くなるが、普段は低数値。